「鍼灸治療は怖い」と、何故言うの?
 私が鍼灸師だと言うと、多くの人々は「鍼が怖い」といいます。理由を聞くと、「鍼を刺す事が怖い」と言います。
 ところが驚いた事に、そう言う方々に限って病医院では平気で注射を受けている。十何年も前の事だが、風邪を引いて近くの医院へ手っ取り早く注射をしえ貰いに行ったところ、隣で肩凝りの注射をして貰ってる人が居た。その注射の針を見た途端、私は驚いて腰を抜かしそうに成った。理由は、使ってる針の太くて長い事!!当院で使ってる治療用の鍼の何倍もある。注射針の穴の中に、治療用の鍼が数本は入る太さ。
 まだ鍼灸学校の学生の頃、友人達と「鍼麻酔研究会」を作って勉強していた頃、やはり「鍼は怖い」と言う人々の話に成り、「ハリって言葉のイメージが悪いから、何か代わりの言葉を考えないといけないな」と言う笑い話があったが、結局、代替名が見付からないまま現在に至っている。
 国家資格取得後、在阪の鍼灸臨床科ヘ進み、その話をしたところ、やはり名称自体のイメージに問題意識を持ってた人も居たが、結果的に、イメージだけで判断する人々には、何をどう言っても理解され無いから、理解されるまで待つしか無いと言う事に成った。
 院長曰く、「鍼が怖いんじゃなくて、私の顔が怖いんじゃないの?」



[3] (2005/11/09(Wed) 15:14:18)

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