<私はガン患者>F『独立から、やがて死に病・ガンへ』
※実家が多少、裕福だった関係で、両親と相談して半ば無理矢理状態で独立。自分で言うのも変な話だが、波乱万丈と言う諺通り、病気と経済的な面で傍目には決して解らない部分で本当に色々ありました。で、その辺りの触りを少々…。

(一)平成4年頃、42歳位の時に民間大手病院の半日人間ドックに入った。幾つかの検査の中で胃のバリウム透視があった時、当然のように十二指腸潰瘍の話が出た。バリウム透視しながら、技師との会話。
「十二指腸に潰瘍の傷跡がありますが、記憶にありますか?」
「17年程前に、病院勤務の時に一度…」
「そうですか。でも傷跡が二箇所ありますが、二度目は?」
「…記憶に無いです」
「そうですか…」
 …そのまま検査が続けられていくうち、
「胃潰瘍をした経験は?」
「記憶に無いです。慢性胃炎とは言われても、胃潰瘍と言われた経験は…」
「そうですか。十二指腸近くの幽門部付近に、胃潰瘍が治った痕跡があります」
【()この時の[胃潰瘍の傷跡]が、[初期のガン化した組織だった]と推察される。】
 …と、告げられた。そして一通りの検査が終わり、担当の医師に呼ばれて言われた。
「40歳を過ぎたら、1年毎に定期健診を受けた方が良い。特に、胃や十二指腸に潰瘍跡がある以上、ガンや成人病(生活習慣病)等に注意した方が良い。歳だから…」
「はい。でも、気分は二十歳代で居ますから…(笑)」
「それは気分的な問題で、40歳を過ぎたらオジンですよ(笑)」
 …と言いながら、医師は私の肩を揉んでいた。それから10年程経った平成14年夏頃から本格的に体調を崩しており、平成15年初夏に受診した時には[手遅れ状態の胃ガン]と診断された訳で、昔の医学書には、
「十二指腸潰瘍はガンに移行しにくいが、胃潰瘍はガンに移行し易い」
 …と言う意味の事が書かれているから、
「私のガンは、正に昔の医学書に書かれていた通りの胃ガンだった」
 …と言える。

(二)もう一つ、甲状腺機能減退症に関連した話。新居浜アイ病院〜公立名古屋病院〜新居浜アイ病院を経由して、新居浜ティー医院で7年振りに甲状腺機能減退症が発見された訳だが、その後に診て貰った病医院では必ず、
「その諸症状は、痩せたら治る!!
 …と、言われ続けている。それも、何故か微熱の事は無視されたまま。その典型的な新しい話を一つ。
※胃ガンの諸症状が殆ど出て無い時期に、近所の内科で微熱と病的な疲労感・倦怠感で診て貰った時、やはり院長から『痩せたら治る』的な発言があったので、意地悪く聞いてみた。
「私には甲状腺機能減退症があって粘液水腫という水太りをしているんですが、先生、それをご存知の上で今の発言なのですか?」
 …と聞くと、『エッ!!』と言う驚きの表情をした挙句、
「(医学知識があるから)御自分で、思い込んでいるだけじゃないんですか?」
「もう26年程前に成りますか、二箇所の医療機関で行った血液検査で見付かり、基礎代謝もその度に検査して、共に−25%(際どい数字だが本物範疇)と言う結果が出ている。−30%から完全な甲状腺機能減退症と言いますから」
 …と言うと、少々、驚いた表情で、
「治療は?」
「最初の医院で治療をしてましたが事情があって、その後は中断したままです」
 …と言った具合。甲状腺機能減退症や鞭打ち症・脳脊髄液減少症の事を言わないで病的な倦怠感・疲労感を訴えると、100%の医師が「痩せたら治る!!」的な言い方をするから、医師が素人扱いする鍼灸師の私が感じる事は、
「日本の大学医学部医科大学での医学教育高度診断機器を使わない医師として基本的な診察技術の中でも、特に[視診]は全くのド素人が教えているんじゃないのか!?
 …と思える位に、ある部分、
「ド素人と同レベルの視診しか、出来無い医師ばかり!!」
 …だと思う。これについて、皆様はどう思われるだろうか。

余談
※平成17年初夏、この辺りの話を、国立E病院に転勤してきた医学博士でもある臨床検査技師の大学時代の友人と十数年振りに会って話をすると、
「そう言や〜、学生時代に君のアパートを訪ねると、よく休んでいたわナ〜」
「病的な倦怠感は経験が無いと誰にも理解できんし、体力が無いと運動どころか勉強も何も出来ん!!」
「言われてみると、ヤッパリそうなんかナ〜。何をするにも体力なんかナ〜(笑)」
 …と言う。医療関係者の友人であっても、自分に経験が無いから理解は出来無い。そして、
「そう言ャ〜、転勤先の病院で色々と見てると、医者の世界も36歳から40歳位迄は体力勝負だわナ〜」
 …と、言ってた程。 
[33] (2006/06/16(Fri) 21:31:24)

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