[愛媛・仏教と医療を考える会]の案内
十数年前に、全国都道府県単位で「仏教と医療を考える会」が発足したが現在、殆どの会が休会に成っているらしい。
愛媛の場合、熱心な会員さんが多いらしく、代表のドクターも高齢ながら嬉しい悲鳴と言うところでしょうか。
この会が発足した十数年前頃、新聞に興味深い記事が出ていた事から、電話で問い合わせた事がある。
そして年月が経ち、私のガン発見から手術を受け、念願だった?同会に入会した次第。
10年前と言えば「ガン告知の是非」の話が中心だったらしいが、現在は世話役の複数の医師と複数の僧侶、元・ガン患者(ガン経験者)や家族にガン患者が居た人達が、現在、ガンと言う病魔と闘っている人達に知恵を寄せ合う場…と成っていると思う。
会の名前の頭に「仏教」と言う名が付いているから、「新興宗教の怪しい集会」のように思われがちだが、新興宗教の類では無く、宗派を越えた歴史のある正当な仏教系の寺院の住職さん達が、仏教と言う宗教の考え方の中から心の安らぎを得る為の話にのってくれる。
これは決して諦めでは無く、人間が陥り易い心の乱れ(半狂乱)を自分の中でどう咀嚼するか、どう解決するかの諮詢に繋がる話です。
私は、出家者(宗教者)とは言え宗教に関しては素人。でもね、鍼灸師と言う医療者で治療をする側の人間が、末期ガンと言う治療を受ける側に立ち、現世で生きる在野の一人の人間としての苦悩の中で辿り着いた会である事には間違い無いと思う。
何度も[院長の独り言]に出ている自費出版の話。自己資金が足りなくて頓挫したが、某大手出版社の審査では原稿を書いた私自信が気が付かなかった内容に賞賛の言葉を頂いている。

ただ一つ、気に入らない事がある。
それは、「ガンだけを特別視している点」です。
実際のところ、ガンだけが死に病では無い。世の中には、ガン以上の病気も多数あるのです。それを何故、ガンだけが死に病として特別視されるのか。
私の原稿の中にも、それらしき表現があるが、やはり他の難病や死に病に罹患している患者さん達に失礼では無いかと思う点。如何なものでしょうか?
[54] (2006/09/16(Sat) 12:11:24)

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