Archive for the ‘病気の話’ Category

コロナ~!!

コロナか本格的に大暴れしている。

比較的、感染者数が少なかった愛媛が全国の増加数に追従するように増えている。同じ四国内でも当初、高知が愛媛より感染者が多いように感じていたのが、今は信じられない位に少なく成っている。

この事実を観て思い出すのが、10数年前に小豆島ツアーの帰りのフェリー内での話。丁度、四国内の各県の大型観光バスが犇き合っていた。キャビンに入り空いたテーブルと椅子を見つけて、先客の老紳士に「空いてますか」と声を掛け、空いてると言う事で座った。

この小豆島~高松間のフェリーは1時間は掛かる。何処のバスか確認すると高知だと言うが、件の老紳士は上品で高知県独特のイントネーションが全く無い。不思議がっていると、「私、東京の高知県事務所に40年近く居たから消えました」と笑っている。私のオヤジも高知県人で、長く東京に居た関係か高知弁は無かったし、愛媛に長くいたのに愛媛弁も感じさせない程だった。

色々と話してると、確か日本の県民総生産が高知が一番低い話になった。だが、官民一体の活動が凄い。その辺りの話を聞くと、「地域柄、官民一体で動かないと忘れ去られてしまう」と言う。その位、高知は辺鄙だと言う。異論があるだろうが、歴史的な人物も豪傑が多いの確か。

そして、高知県人は酒飲みが多いと言われる。俗に言うヤクザ・暴力団の話も、他の地域と比べても少ない。何故なら、一般的な県民でも酒を飲むとヤクザ・暴力団より怖いと言う話(笑)。これは私が言ったんでは無く、昔からの言い伝え(笑)。

コロナの話が高知の話になったけど、地域柄の話の高知が感染者の数が増減するし増加傾向。新居浜も増減しながら増えている。それを恐れて治療に来なくなった患者さんの何と多い事か。スーパーへ食料品の買出しに行っても、休日は人出が多い。平日辺りは、買出し時間帯は少し混んでるが、それを過ぎると広い店内がガラッとする。それも、22時閉店の店でも20時過ぎたら閉店準備に掛かってる所もある。

飲食店関係は、補助金なりが貰えるが、当方のように中途半端な減り方だと、幾つもある補助金制度が一つも適合しないから、貧乏も極まりですよ。

ただ、補助金貰った方々は、後々、税金と言う形で回収されると言う噂。なら、借りた形の補助金なら受け取る事も無いかと思う。

まあ、大変な世の中になりました。

 

何度も言いたい、「今年の夏は‼」

例年、暑い夏は「今年の夏は‼」と言い、寒い日の多い冬は「今年の冬は‼」って言ってる気がする(笑)。
ただ70歳近く成ってくると、体力の衰え・気力の衰えを感じだす。この話をすると、私より高齢の方々から「何を戯けた事を‼ 私等、アンタの年齢の時は病気もした事は無い‼」と、よく言うからジックリと話を聞かせて貰うと、なんと病気ばかりをしていたり、「シンドイ」と言ってダラダラ寝てばかりしていた事が発覚(笑)。話した本人も苦笑いしている。でもね、たまに寝込んでも本当に「シンドイ」と言わない人も居る。

今年の夏、救急車のサイレンの音が例年より多い気がしていたが、まさか自分が運ばれる事に成るとは思わなかった。その直接原因は脱水症から[蜂窩織炎]から[横紋筋溶解症]や[腎不全]まで引き起こしていたのだ。昼過ぎから心身共に可笑しく成り、身体に力が入らず床に転がったまま。治療に来た姉に発見され救急車で運ばれて、医者と話し合いで私のペースで治療が進み、本当に5日、正確には4日半で退院したのです。治療に来ている看護師さん等に「蜂窩織炎に成って・・・」って言っただけで、皆さん驚愕するのです。そして「5日で退院した」って言うと、「恐ろしい生命力じゃ‼」と言われたのです。

老人施設に預けてる97歳の母親が9月1日に様子がおかしくなり、病院へ運び込まれたらしく施設から電話が入った。それも今にも死ぬような言い方だったから、姉に連絡して行ったのだが、病院まであと10分程の時に「何処に居る、何をしよる‼」と言う電話が掛かった。朝一の電話もだったが、平素は女性が掛けてくるのに男が掛けてきた。それだけに語気のつ強さにカチンときてる。病院到着後、すぐに母親の所に通されたが、最高血圧が100以下に落ちてるし、医師は「もうすぐ死ぬ」発言をする。

実を言うと、母親の死にかけは二度目(笑)。最初は昨年の1月。だから1年8か月前。この時も、起床させ着替えさせてベッド脇に座らせた途端、様子が急変。慌てて病院に連れて行き、外来看護師が待機する玄関先に止め、ドアを開けた看護師が母親の異変に気が付いたと言う。そう、心臓が止まってたんですね。そのまま車の中で心臓マッサージをして事なきを得たという。

この時も朝8時過ぎに電話が掛かって「即病院へ」と言われたが、新病院は少し遠い所に建てて場所を知らなかったから到着迄1時間以上かかった。到着し処置室に通されたが、心臓が動き出して眼も開けたままだが、看護師達が「もう死ぬ」と思い込んでるから皆で立ってるだけ。一人の看護師が「顔を見てやってください」と言う。瞬きもしないままジッと天井を見ている。再び看護師が「何か声を掛けてあげて下さい」と言う。「・・・婆さんよ、シンドイか?」と声を掛けると、ギロッと私の顔を見たと思ったら目があった。その瞬間、私は「命を吸われた」と思った。

医師曰く、「持って今日一日」と言う事だったが、色々と誤算があった。アメリカの姉に連絡しても帰国2~3日先。それを医師は、「延命治療は断られたが、アメリカの人が帰ってくるまでは生かせときましょう」の案に同意したのだが、誠に凄い事に成りました。

心臓が止まった翌日に食べ物を要求されたからゼリーを食べさせたら幾つか壁たという。その翌日「何か食べたい」と言うので柔らかい物を食べさせ、その翌日「腹が空いた」たと言うので食事をさせたと言う。それ以来、元気に成り復活したのだが、[もう死ぬもの]と思って仕事が終わると毎日、片道40分の道のりを毎日通ったのだが、最初は何か言ってるのだが充分聞き取れなかったが、日を追う毎に「寒いのに暗くなって、気を付けて帰らんかいよ」とハッキリと聞き取れ出し、1週間目には元気な年寄りと何ら変わった風の無い言葉に成ってました。そして何日かして退院。施設に戻ったのだが、何週間かは「奇跡が思った」と言われてました。

そして今回、心臓こそ止まらなかったが血圧かスーッと落ちてしまい、慌てて私の所まで「すぐ死ぬ」感覚の連絡をしてきたのです。でも、私は上記の1年8か月前の事もあり、差し迫った異変をそんなに感じて無かったから、前回に比べて落ち着いてました。それでも十分な事をしてやれなかった事もあり、病院に残っていた姉の事もあり、葬儀の時に持たせてやろうと炊き込みご飯を炊いた。ただその日は連絡は無かったから姉に食べさせる事は出来なかったが、翌日治療に来たから持たせてかえらせた。母親の分は、2個の🍙にして冷凍しました。

タイトルの「今年の夏は」と言うより、今年の夏も色々ありました。(笑)

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】「人の命も金次第!!」「大正解!!」

のっけからエグいタイトルだが、7年前の夏に末期ガンで闘病し、退院して第一に思った事は、「人の命も金次第!! 親が居て、何等かの援助が無かったら、命を諦めるしか無かった。特に、娘が大学進学して直ぐだったから」なのです。

今迄も時々、新聞報道されるのだが、「子供の教育費の為に治療を諦めて死を選んだ」って話。だから、私の感想は平均的感覚から言えば、事実は事実、正解は正解!!

何故に今日、この話が出たかと言えば、今年3月から二年間の郵送定期購読している「がんサポート8月号」が昼頃に到着。開けた瞬間、「がんと命とお金と」ってタイトルの特集記事。何と、21ページに亘る大特集なのです。残念な事に、今は昼休み時間帯。後々、時間が取れたら続きを書きます。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】「徒然なるままに「大腸の話」」

エビデンス社から、「がんサポート」と言う月刊誌が出ている。当ブログでもリンクさせて戴いてる「NPO法人・周南いのちを考える会」代表者の随筆が出るとの事で、本年2月号を書店で買い求め、3月号からは郵送購読に代えた。そして6月末、別冊で「めんえきサポート」って季刊誌が出た。なかなか解り易くって面白い本である。此れも郵送購読にする予定。

数年前から大腸の重要性に関した本が大量に出始めたが、書店で内容を確認してみると、内容が浅いような気がする。それもその筈で、大腸が大切だと言う話としては、50数年前に発表された「横田学説」が元に成っているような気がする。

横田学説では、俗に言う心臓麻痺&脳出血からガンにかけての大きな原因は酸性腐敗便と言う腐った大便が原因としている。当然、故・横田良介医師が研究の結果で発表したものだから、書籍を元に書いたモノじゃ無く、日々の診療の結果に書いた論文だから説得力が強いのだが、内容的に斬新なものだから所属する学会から猛反発を受け、発表直前に握り潰されたと言う。この横田学説を紹介したサイエンス月刊誌には、「発表されていたらノーベル医学賞を受け取れた筈の内容」とまで書かれている。

このように幾ら素晴らしい研究発表でも、時代の流れから大きく逸脱したと思われる新進的内容には、特に保守的な医学界では拒絶反応を示し、潰されている部分が余りにも多いのではないだろうか。

我田引水のようだが一言。西洋医学より何倍も歴史のある・・・それも大昔の事だから動物実験じゃなく人体実験の上に成り立っている東洋医学理論。現代の西洋医学理論とは相容れない理論も多いのも事実だが、西洋医学の医師・・・医学者と表現した方が良いが、東洋医学って名前だけで伝承医学=素人療法と断罪し、研究してみようと言う医学者が殆ど居無い事実。たまに居たとしても、周囲に潰されると言う現実。

情報源が本だから今の私には真偽の程は解らないが、「某国立大学医学部勤務の医師が、鍼灸の効果に驚いて[鍼灸医学研究室]と言った感じの研究部署を作ったら、周囲の医師達に気違い扱いされ、一週間で潰された」・・・と言う記述があった。その内容に、変に納得できるのは私一人だろうか? だから、「東洋医学にはエビデンスが無いから医学じゃない!!」的な発言をされる事が多いのだが、研究しようとする医師が居ても、周囲の医師達が協力しないどころか妨害するのだから、「エビデンスを作る機会さえ与えられないのだから、何時までたってもエビデンスが出来ない」・・・と言う堂々巡りをしているのだ。

そして「鍼麻酔」真っ盛りの頃、中国でアメリカ人記者が鍼麻酔で抜歯術を受け、その事実に驚いて報道したもんだから、そのニュースは世界中を走った。だが、原稿を書いてる手元に資料が無いので正確な日時は書けないが、あの「中国での鍼麻酔での抜歯術」と言うセンセーショナルなニュースの一年前に、日本人医師(産婦人科医)が人工妊娠中絶に鍼麻酔を応用し成功している。産婦人科学会誌にも記載されてるから、確かな情報である。その論文の最後に当産婦人科医師が、暗示と解釈されていた鍼麻酔に関し、「暗示と鍼麻酔の効果を証明される事を熱望する」・・・と言う意味まで書いてるのだが、冷笑されただけで・・・はやり潰されているのだ。

何にしても、新進的解釈を発表すると・・・不遇な最後を遂げる証明のような気がする。

 

県鍼灸師会の「鍼灸まつり」にてガン相談。

毎年のように年度末の今頃になると、恒例の公益事業の一環で「えひめ鍼灸まつり」が行われる。今年は今迄と違って、経験者なら大変さが解るガン患者さんの相談依頼があった。

ちょうど昼前、受付で相談役の一人として来訪者の相手をしてると、鍼灸治療無料体験コーナーで治療をしていた若い会員と役員の一人が只ならぬ様子で私を呼びに来た。それも、私がやってる仕事を誰かに代わり直ぐに来て欲しいと言う。手の空いてた別の若い会員に代わって貰い、私を呼びに来た若い会員に話を聞くと、「施術コーナーで、いきなりガン治療の相談にものって貰えるかと切り出されたんですが、僕じゃ手に負えないし、かと言って、他の先生でも手に負えない話なんです」って、普段は私とバカ話ばかりしている会員がうろたえている。私の「私で良ければ、行くよ」ってそのままコーナーへ行こうとすると、「先生、チョッと待ってください!!  僕が患者さんに勝手に別のガンに詳しい先生にって言ってしまったんで済みません、イヤなら断ってください!!」って、完全に我を忘れてる。

ガン患者が、それこそ現代のガン治療の臨床現場において、完全に仲間外れの扱いを受けてる現状をみると、鍼灸の啓蒙活動の場に来て相談に乗って欲しいって言う事は、差し迫った問題がある筈。私の腕を掴み、私の意思を再確認してた若い会員に言った。「私の代わりができる人物が居ない以上、行くしかないだろ」って事を言い、体験会場へ行ってバトン・タッチ。

最初は、私の怖い私の顔(笑)を見て、一瞬だが戸惑いとも何とも言い知れぬ表情をしていた患者さんが、話をしているうちに気分も解れてきた。ただ、数が限られたコーナーだけに、先程の若い会員が場所の移動を言ってきたので移動。奥さんも来ており、三人で少々寒い所だが誰にも話を聞かれない場所を探しだし、そもまま話し込んだ。やがて一区切り付いたので帰る事に成ったが、ざっと1時間半程の相談であった。その感想では、我々鍼灸師は医師に比べると西洋医学的知識や臨床数などを比べると随分少ないのだが、医学に無縁の患者さんを始めとする素人と呼ばれる人達から言うと、あるらしい(笑)。それも、既存の西洋医学の知識とは姿形も全く違った独特の考え方があるようです。

ガンに限らず病人、それも大病と成った場合、普通は医師なりに相談し、自分で調べ考えてから自らが答を出すものだと思ってが、今回の相談で思い知らされたのは、多くの患者さんは医師に何か言われると「はい、御願いします」って、インフォームドコンセントなんて関係無く主治医の都合の良い格好で、いわゆる「医師主導の治療に成っちゃってるケースが、全部と言っても良いかも知れない」って感じたと言うより、確信した次第。で、今夜もこの辺りで。

 

信じられないが、もう11月。

もう1ヶ月が来ようとしている。地方祭が済み、文化の日産まれの非文化人の誕生日も過ぎ、気が付くと11月も半ば。歳を取ると時の経つのが早いと聞きますが、本当に早く感じる今日この頃。10月一杯迄、右肩上がりに忙しく成ってたのが、11月に成った途端パタリと暇に成った。で、今頃になって心に多少の余裕が出てきたのです?。

学校の夏休み期間中、博物館でのボランティアが忙しかったので、暫くボラはお休みさせて貰ってたのが、先日の日曜日に開館15周年のイベントが開催され、急遽、応援依頼。ところが、トリック・アート展の思いが吹っ飛ぶ位に[暇!!暇!!暇!!]。理由は、新居浜・西条近辺の学校で新型インフルエンザの警報が出てたから。二日間開催されるイベントで来館者向けに一日「先着1000名様に紅白の餅を進呈」と成ってたのに、半分ほど残ったと言う悲惨さ。日曜の朝に博物館に行き挨拶した途端、袋詰めされた紅白餅3個を手渡され、終わる頃には「一人20個~30個ずつ持って帰ってもらわないと」と言われたが、流石にご勘弁願った次第。

で、時間がポツポツ取れだしたことから、ツアーに行く機会が増えました。先日は高知に、来春1月2日は逝ったオヤジの命日の関係で、ここ何年かはオヤジが元気な頃に行きたがってた金毘羅サンへオヤジの写真を持って初参りツアーに行ってます。それと「お椿さん」にも行きたがってたので日曜日の重なる年はツアー参加してましたが、運賃を調べると新居浜~松山間の特急バスが回数券を買うと往復2400円と椿神社までのシャトルバスが往復300円。これだとツアー代金より200円ほど高いだけ。なら、自由の効く個人で行っちゃえ!!って事で、来年のお椿さんは個人で自由なバスツアー?をやります。

ツアーなり移動中は、当然のように飲み物と鍼治療の道具と幾許かの金は持って行ってる。最近は減ったが、団体ツアーなんかだと百%乗り物酔いの人が出てましたが、鍼治療で十分対処できるから、添乗員さんなりガイドさん、運転手さんに喜ばれてました。

最後に、「ガンにも七五三」ってのがあり、手術後3年目・5年目・7年目辺りが再発率が高いようです。現在、多くの方々が「5年説」を盲信してる感がありますが、その話が出る度に「6年目・7年目が一番危ない。その頃に転移再発で逝っちゃう人が多いですよ」って言ってた矢先に聞いた七五三の話でした。そしてある程度、安心できるのは丸8年を過ぎてから、もっと安心できるのが丸10年を過ぎてからだが、それはあくまで転移・再発に限っての話。何故なら、「男性は二人に一人が、女性は三人に一人が何等かのガンに罹患し、その内三人に一人が何等かのガンで死亡」って事があるから、予防・注意は必要なようです。言ってる私は「守れてません」が(笑)。これについては、「旧・院長の独り言」の年月の若いブログを参考にして戴ければ幸いかと存じます。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】「ガンの6年前」

6年前の今頃は、ガンで県立新居浜病院に入院中。

ガンと言えば「5年説」が横行しているが、標準体重と同じく昔の生命保険会社が何の根拠も無い素人目の判断で作り上げた統計らしきモノ。確かにガンの転移・再発は1年毎に半減するとは言うものの、6年目・7年目に転移・再発で逝った方々の何と多い事か。

転移・再発に関し本当に気を許しても良いのは、8年を過ぎてから。もっと安心できるのは、10年を過ぎてから。ただし、DNAの違う新しいガンの発生率は、男性が2人に1人・女性が3人に1人の確立で何等かのガンに罹ると言う。その内、何らかのガンで逝っちゃう人が3人に1人の確立で居ると言うから、ガンになる人は何度も成るし、成らない人は、結果的に一生解らないままで天寿をまっとうする事となる。その方が、人間として渦異聞と幸せかも知れない。

6年前の入院中の闘病記は、[旧・院長の独り言]を検索して戴いた、部分載せてますので参考にして下さい。尚、「ガンに効く」と称される[アガリクス]。当院で扱ってます。一番お求め易く飲み易い顆粒状のモノで、本来は60包12600円ですが、20包4200円から小分けいたします。後はご相談ください。