Archive for 6 月, 2009

お待ちかね? 空手昇級審査の結果です。

「ハイハイ!! (少々、ヤケクソ気味に) 無事、受かってました!! それも、飛び級してやんの!!」

3度目の審査で2度飛び級!!前の飛び級なんぞ、ド素人に毛が生えた位で飛んじゃったから、ソリャ~若い道場生から強めにやられた経験がある。だって、スーパーシニアが飛び級したって、認定状を貰って帯色が変わったってだけで、審査を受けたと言うだけで実力的には何ら変わった事は無い。だから、ヤケクソ気味に成る位に困り果てている。入門から3年近く、還暦近くに成ると、上達より老化・退化の方が早いような気がする(笑)。

 

恐怖の館「近藤鍼灸院」・・・エ~ッ!!

最近、来院を始めた若い女性患者さんに言われる事だけど、当院の第一印象が非常に悪いらしい。それも、怖いイメージがあるらしい。

第一に、開けっ放しの玄関ドアを入った途端、来訪者を知らせるチャイムが鳴る。それも随分と大きいらしく、二回も鳴るからその時点でビビルらしい。そして、そのチャイムの音を聞いた大柄で無愛想なオッサンが薄暗い所からノソッと覗くから、これで往復ビンタ宜しくビビルらしい(笑)。が、決して私的には笑い事では無い。

ただでさえ、見た目以上に大柄で、何を怒っているのか解らない状態の無愛想らしいのですが、当の本人は身体の大きさに比べて肝っ玉と言うか○○が小さいから、決して怖くは無いのです。だから決して自慢をしてはいけないのですが、極真空手も◎年が来ようと言うのに、先日の昇級審査が裏情報では通ったらしく、7級に成ると言う噂。

土曜日に川東道場の分支部長が治療に来たけど、その辺りの詳しい話はしなかったけど、「認定証と帯、貰いました?」って何度も聞くから、何かあったのかと心配で心配で(笑)。だから、言ってやりました。「お前は態度が悪いから、0級の認定証と白帯じゃ勿体無いからって荒縄を送ってきてたりして」って言うと、「それが本当だったら、それはそれで面白んだけど」って笑ってる。

一時は待合室が異種格闘技道場に成るのでは(笑)って言う程、複数の極真空手やテコンドーやボクシングの道場生がきてたけど、今では極真空手のみ。とか、以前にやってたって患者さんや他流派だったって患者さんだけが残ってる。さて、恐怖の鍼灸流空手って興してみますか(笑)。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】「私の話で良いのかナ~?」

今年度に成ってから、何故か講演依頼がきている。一つが、既に終わったが県鍼灸師会から。二つ目が、愛媛・医療と仏教を考える会の中でもガン患者会と成ってるアショカの会から。共に健康の話と言う割に、結局はガンの話。それも、「奇跡って、起こるもんなんですね!!」って言われる手遅れ状態のガンからの復活話。聞きようによっては、自慢話に成りかねないから怖いと言えば怖い(笑)。

この4月に辞めたガン患者会・おれんじの会では準備会から参加していたのに、私の存在を無視し続けていたから辞めました。「この会は私を必要としてないから、辞めて独自のやり方をします」って。そしたら今迄、私の申し出に一切の回答をしなかった代表者が、「貴方はシッカリした考え方を持ってるから、その方が良いかと思います」って即日回答。余程、私の存在が目障りだったようです。それ以前に、世話人に成ってる数人の方々は、ある部分それぞれ私以上に目立つ人ばかりだったのに、世話人に成った途端、大人しくなって代表者のイエス・マンに成った雰囲気がある。その辺り、組織に従属しないと言うか群れないって言う私の雰囲気が目障りだったんでしょう。

県鍼灸師会(入会後30数年)でも愛媛・仏医会&アショカの会(入会後4年半)でも入会当初、随分と誤解をされてた雰囲気がありましたが、県鍼灸師会では此処4年程、仏医会では入会半年後から、私の性格?も理解され、ようやくまともに扱われだした感もある。ヤッパリ組織の責任者なりの頭なりが良いと、案外早く相手を判断するようですネ。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】「健康維持に必要な事」

色々と皆さんと話をさせて戴いてると、「健康維持、病気治癒に必要な考え方に不足がある」って感じる時がある。多くの方々は、①「食事に気を付けてるから大丈夫」②「運動(スポーツ含)をしてるから大丈夫」③「鍼灸治療をしてるから大丈夫」って言いますが、明らかに間違ってます。何故なら、この三項目は自分の年齢や体力・その他を考慮して、それぞれ日常生活に入れておかないとダメなんです。①食事に気を付けてても、運動をしない。⓶運動をしてても、食事がムチャクチャ。③鍼灸治療を定期的に受けてても、食事がムチャクチャ・運動もしない。では、健康維持は無理。

「食事に気を付け、食事同様自分にあった運動を続け、生活に疲れた肉体を鍼灸治療を中心とした東洋医学で癒してやる」って事を日常生活の一部として続けないと、綾小路きみまろ風に言えば「肉体ボロボロ一直線」って事になります。

その証拠と言っては無理があるが、平均的には若い時からスポーツなり上記の健康管理をしているお歳よりは、して無いお年寄りよりも、ズット元気ですよ。年齢からくる身体の不具合はどんなにしても避けられないが、鍼灸治療をする為に身体を触ると筋肉の状態が素晴らしい。若くてもしてない人は、それこそ実年齢の何倍も状態が悪いです。ただ残念な事に、これらはまともに研究する医学者が居ないもんだから当然、数値化しにくい。と成ると、「医学的根拠が無い‼」って感情的に否定します。それに治療をしてみると、比較的真面目に生きる事に取り組んでる方々は、治療効果が上がり易いですよ。

西洋医学のように外科的治療や薬を中心とした治療の方が、悪い症状が力づくで薄くなるから治ったように思いますが、薬の効果が消えたら元の木阿弥。ところが鍼灸医学なんかだと、あまり治療直後のスッキリ感が無くっても、1週間単位とか1ヶ月単位で過去の症状と比べると、「ウソみたいに良くなってる‼」って驚いてます。

そりゃ~そうですよね。若い時は生命力が強いから、少々の事は堪えられるが、今で言うクールダウンをしてないから、身体の不具合(不定愁訴)が蓄積されていってるから、治療を始めても一回~数回で治る事は無い。

全日本クラスの女子バレーボールなんかを観てると、試合が終わって控え室に向かう選手達が、コート腋のベンチ周辺で試合で緊張した筋肉のクールダウンをしてるのを観た事があると思います。彼女等のレベルに成ると、チームなり個人で専用のトレーナーを抱え込んでる筈なんだけど、それでも試合直後には自分達で緊張で疲れた筋肉のクールダウンをしてる。でないと、緊張した筋肉を放っておくと、それがやがてコリに成り、それらが積み重なって色々な症状をだしてます。

我々、普通の個人に成ると自分専用のトレーナーを抱え込むなんて絶対に無理‼ ジャアどうするかって言うと、自分の身体にあった街の治療院を利用するって事が最高に成っちゃいますよ。こう言う話をしても「エェ~?!」って言って、多くの場合、信用されません。でもね、こんな考え方をしてたからこそ、末期ガンが解り、手術と抗がん剤治療を受けたが、その後の治療は担当医と喧嘩しながら自分なりの治療を続けて、「手術後、9ヶ月持ったら恩の字‼」って言われてたのに、今年の8月4日で丸6年目に成るんですよ。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】「耳ハリ&耳ツボ・ダイエット?」

先日、懐かしい名前の問い合わせがあった。そう、タイトルの「耳ツボダイエット」‼

30年程前に開業した頃、丁度、「耳鍼で痩せる‼」って謳い文句で、楽して痩せる事が大流行?した頃でした。当院も結構、問い合わせがありましたが、全てお断りし。理由は、「絶対と言って効かない事実」があったから。

独立前、瀬戸内圏では鍼灸治療で有名な病院勤務をしていた頃、会長職についていた外科医と私を含めた男二人女一人の計三人の鍼灸師が鍼灸治療に従事しており、各々得意分野の研究と治療に従事。私は鍼麻酔を中心とした各診療科の減痛治療と内科系治療。女性鍼灸師は、何故か小太りなのに耳鍼によるダイエット。

で、耳ツボを色々やってたが、どんなにしても2㎏以上、体重が落ちない。1年以上続けた女性患者も同じ。結局、それを観ていた私は「耳鍼によるダイエットは絶対無理‼」って答を出したが、何故か細々と続けていたように思います。私が独立してから、「耳ツボダイエットをしてますか?」って問い合わせが、多い日には3~5件はあったように思いますが、全てお断りしてました。

中には、「話を聞きたい」って、治療院にまで押しかけてきた患者さんには、丁寧に説明してました。「どんなにしても、2㎏以上の体重減は望めません」って。色々と症例を挙げて説明しても、「本当にそうでしょうか?」って、何も知らないド素人に疑われた程。それでも尚且つ食い下がるので最後に言いました。

「貴方の言われる耳ツボダイエットがそんなに効くなら、まず私が痩せたい!! この小太りの身体で、嫁さんどころか彼女すら出来ない‼ 何故なら、「太いから嫌‼」て言われてるんです。だから、貴方の言われるほど効果があるなら、患者さんにする以前に、技術も知識もある私が先に耳鍼ダイエットをして痩せて、一花咲かせたいんですよ」 とまで言うと、暫く私の身体を眺め考えた末、ようやく「そうですね」って納得して帰って戴いた次第。

その後、資格取得後に勉強に行ってた大阪の研究科時代の同級生が、近畿大学医学部の東洋医学研究室みたいな所で数名のチームで比較試験をやり出した答が、「現在のところ、耳鍼で痩せると言う事実は無い。せいぜい2㎏程度で、この体重減なら食事を控えただけでも落ちる」って意味の小論文を、鍼灸医学専門月刊誌に掲載されていた。そのコピーも保存してます。で、今回の問い合わせにも上記の内容を話し、尚且つ付け足した話がある。

「39年前にも多くの問い合わせがあったので、若い女性に対し聞いてみました。貴方が痩せたい理想は、胸を格好良く大きく、ウエストを細くヒップを形良く吊り上げたいんでししょ‼」って。すると、必ず「そうです」って答えるから、「そんな痩せ方は有酸素運動・無酸素運動を専門家に付いてやり、食事にしたってカロリーを落とすのは良いけど、ミネラルまで落としちゃうから代謝が悪くなって痩せるどころか太るんですよ」って言うんです。「今治でも耳ツボダイエットを看板に挙げてるところがありますけど、やはり無理だと解って食事と運動の指導もやってるみたいですよ」って言ってやりました。この問い合わせの女性、今治どころかアチコチでやってる所を随分と調べてましたね。

このように、「楽して痩せようなんて絶対に無理!!」なんだから、最近は歩いて運動して食べ物に注意して健康に痩せようって言ってるんだから、「商売っ気の強い鍼灸院の耳ツボダイエット宣伝には、くれぐれも騙されないようにお願いしたい」ものです。

小太り気味のだが、最近、極真空手で身体が締まってきた院長の呟きでした。誤字脱字はご勘弁を~。