Archive for 7 月 19th, 2010

チョッと寄り道、車の話。

7月9日(金)、待望の車が来た。日産のクリッパーって言う名の軽箱バン。マニュアル5速の4WD。中身はOEMの三菱製。ただ一つ気に入らないのが、中身が三菱製ってところ。三菱製って、何年か前に車輪が飛ぶわ煙や火を吹くわで大騒ぎに成ったメーカー。三菱ってメーカーは、ユーザーのクレームなんぞ何処吹く風って聞かないメーカーだから、ああ言ったトラブルが起きるのです。

私が始めて買った車が約33年前、ボディ&エンジンが550㏄規格に成ったばかりのミニキャブワイド55って軽箱バン。当時は、バンって言うと商売人の荷物の配達御用達の車だから、四国の辺地でプライベート・カーとして乗るのは四国初と言われた程。理由は、湘南辺りのサーファーが1400㏄~2000㏄クラスのボンネット・バンをサーフボード運搬用に乗り始めた頃だから。それだけに、百貨店やスーパーに買い物に行くと、検収所からオイデオイデをされ、何も書かれて無いボディを見ながら「何の納品か?」って偉そうに聞かれ喧嘩に成った事もある。そして悲しい話は、それだけでは無い。病院の給料が安かったから、アルバイトにアルバイト(もっとも鍼灸治療の往診)を重ね、無理して半年で買っただけにクーラーを付ける余裕なんぞ全く無し!!(汗&涙)

プライベート・カーだけに乗用車として使ってるのに、「先生の車はトラック扱いだから、病院の生ゴミを捨てに行くから車を貸せだ」の、プロパーからも舐めた口を利かれてボロボロな扱いでしたが二年半使用。独立してから1boxワゴン車が一大ブームに成り、私の事をボロクソに言ってたプロパー辺りが、「先日、知人に1boxワゴン車に乗せて貰って、先生が1box車を乗り継ぐ意味がようやく解った。自分は持とうとは思わんが」って言うから、随分と舐められたもんだ。

思い返してみると、この一台目の軽箱バンのミニキャブワイド55から始まって、二台目がワインレッドの5ドア・ハッチバックのA14エンジン搭載のパルサー。当時、資生堂が流行らせた色だけに、辺地では初めての色だけに目を引いた。10ヶ月使用。三代目は日産の傑作小型エンジンと言われたA15エンジンを搭載した元々が輸出用の9人乗りバネット。大人6乗ってエコランさせたら、14㎞/Lの名車。六年使用。四代目がダイハツ・アトレーって言う、ターボ・エンジン搭載の四駆軽四。当りの悪いボロ車で、ディラーで修理できないからメーカーに頼んでも断られたから、二年半で手放す。五代目が日産バネットで、2,000㏄ディーゼル・ターボ4WD。これも燃費の良い車で重宝したが、女房が赤信号で停まってる時に、老人の運転する軽トラックが赤信号を無視し事故を起し、その貰い事故で全損。良い車だったが、年寄りに飛び込まれたり年寄りに何度もブツケられたり、最後は女房は怪我するし、結局は九年半で車を代える事に。六代目が、初オートマのセレナ。俗称、子豚チャンと呼ばれてた丸っこいヤツ(笑)。この車に乗って家族連れで出雲の知り合いに会いに行ったら、「旅好きの貴方だったら、大型の4WDに乗ってるって思ったのに、意外にカワイイ車に乗ってるのね」って、笑われた(泣)。これは13年半で10万㎞以上乗ったが、登録10年以上経過した車の自動車税が上がった事と、部品交換しなけりゃならない部分が増えた事もあり、補助金の出る内に乗換えをしようと決めました。そして今回、七代目が最初に紹介したクリッパーって言う軽四。昨日、愛妻と高知県の山奥を暴走?しに行きましたが、貨物ナンバーの軽四だから大人二人にクーラーボックスを積んで行っても軽いから、山道での追い越し以外は随分と運転し易い乗り易い車でした。一般国道なら、追い越し車線のある道路は別として5速のままで普通車と同じように走るんですから楽ですよ。

最後に、多分、笑われるだろうけど、愛車には同じ愛称を付けている。「夢見るカタツムリ号」って。理由は、撮影道具とクーラーボックスとシュラフを積んでキャンピングカー代わりに使ってから。だから、今回の車は「七代目・夢見るカタツムリ号」って訳ですが・・・そこの貴方、笑っちゃ駄目でしょ!!