Archive for 9 月, 2010

もう10月。

年月の経つのは早いですね~、歳を取ると(笑)。

明日から、もう10月。全国的に秋祭りが始まる頃。ついでに、本業も含めて色々な行事が重なる時期でもある。ダブル・ブッキングならまだしも、トリプル・ブッキングの時もある。

3日(日)は、例の如く09:00~16:00まで空手の試合の選手係。

9日(土)正午から10日(日)正午まで、リレー・フォー・ライフ(命のリレー)って、ガン患者と家族を支援する24時間歩きの大会がある。

9日(土)21:00から11日(月・祝日)19:00迄、2年に一度の市鍼灸師会から研修旅行があるが本当は祝祭日は仕事してる筈なんですけど、二年に一度の研修旅行の時だけは休みを貰ってます。おまけにリレー・フォー・ライフと被ってます。申し込みは随分前からしてたのに、心残りで・・・。

15日(金)から18(月)まで、新居浜太鼓祭。

24日(日)は、10:00~15:00まで県鍼灸師会で研修会。

16日と31日の日曜日は、県立総合科学博物館でボランティア活動予定。

そして10月はトリプル・ブッキングは無かったが、11月にはあるんですよ~。トリプル・ブッキングとも成ると後の二つは削る事に成るが、ツイテル事に、無理してでも削れる分ばかりでした。

11月も下旬に成ると、日曜日の昼間に所用があり夕方から忘年会と言う話も出ているから、何をやってる事やら。

9月28日(火)も、19:00~21:00まで会議があるのに、仕事が終わったのが19:40を回っており、慌てて出掛けて現地に行ったのが20:00。世話役曰く、「一仕事終り、毎月この会」に参加するって凄い努力です。それも呑める口を持ってるのに、一仕事終わったら呑みたい筈なのに此処へ来て、おまけに21:00を回ったら往診と言うもう一仕事あると言う。感服します」と偉く驚いてたが、私にとっては毎日の普通の生活の一時。それでも、人様は驚きますね~。

 

一日、二千円の旅。

タイトルが、ビックリ魂消た?でしょうか。最近、本前の鍼灸や病気治療の話が出てこない事に、少々、後ろめたさを感じている(笑)が、少々、面白い独り旅をしてきました。本当は、余りのバカバカしさに誰も付き合ってくれなかった(爆)。

9月19日(日)、所用もあり鍼灸学校時代を過ごした高松へ行く事に成ったのだが、割安のS切符(往復切符)を買っても7千円近くする。色々と調べていると、「四国内・日曜祝祭日限定・普通電車一日乗り放題。大人2,000円。小人1000円」ってチラシが目に付いた。但書があって、「出発日の1ヶ月前から前日迄に要購買」と「多度津~児島(岡山県)」まで利用可能。

早速、持ってた小型時刻表で調べると、早朝の3便が2時間チョイの時間で新居浜~高松間を走る上り鈍行電車がある。下り便も2時間そこそこで走る便が数便ある。共に、通勤・通学時間帯が主。と成ると、日中が全て使える事になる。で、早速決行。

ただ、都会地に住んでる方々から言わせると、103㎞ソコソコを2時間以上も掛かるって信じられないだろうが、四国内の多くの線路が単線だから仕方の無い話。特急電車でも1時間半は掛かるから、各駅停車の電車が2時間20分程度の時間で走ると成ると、大昔のディーゼル急行列車と同じ時間で走るから、四国の住民からすると驚異的(爆)。

当日、朝一の05:51発の電車に乗る予定が、前日土曜日の仕事が終わったのが21:00。最後の旅支度(笑)を済ませて寝たのが当日03:00近く。駅まで歩きだから、少なくても04:30には起床しないと無理で、結局は寝過ごし(笑)。目が醒めたのが05:20。間に合わない事は無いが、辛いモノがある。結局。一便送らせ、06:25の便に乗車。

いわゆる鈍行って呼ばれている普通電車には、何故かトイレが無い。短距離しか乗らない通勤通学客には不必要と思われているのだろうが、たまには私のような変態モトイ変な客が居るのだが。それでも主要駅では5分とか10分の停車時間があるから、上手く調整すればトイレ問題は解決するし、男の小便に限って言わせて貰えれば使い捨ての簡易トイレがあるから(笑)。

高松駅に到着後、車内で白人系の幼子と仲良く成っていたので、降りる時に母娘が素晴らしい笑顔で「バイバイ」って手を振ってくれた。変なオヤジでも、リュック姿だから旅人と思われてたからでしょう。独り旅の良いところですね(笑)。

電車を降りた駅構内は、線路自体の変更が無かったから、基本的なレイアウトが変わっていない。噂で聞いてた宇高連絡船内で食べられた讃岐饂飩と同じ味の饂飩が食べられるって言う立ち食い店に入り食べてみたが、季節柄、少々塩辛かった。

改札口から出ると駅前広場はスッカリ様相を代えているが、宇高連絡線の頃は四国の玄関口として発展した街だけに、観光用巨大ターミナル・ステーションとしての様相を整えており、小豆島や宇野港行きの国道フェリー乗り場など、駅と港の調和が取れた綺麗な場所に成ってました。

駅前には玉藻公園となった高松城跡(海城で今治城もです)があり、36年振りに入ってた。でも、昔ながらの風景じゃ無く観光用に整備され過ぎており、少々辛いものがありましたが、普段は立入り禁止の建物で接待が行われており、高松名物の「灸まん」って饅頭と冷たい飲み物が出された。たまたま私に付いてくれたボランティアの可愛い娘さん(本音?スケベオヤジ?爆)が、我が愚娘より一つ上。なかなかのシッカリ者で、私が新居浜から来てて、娘さんと同じく新居浜の博物館でボラ・ナビをしてる話をすると、「エッ、本当ですか?3年程前に行きましたヨ!!」って言う。細かい話を聞いてみると、本当に日曜日に来てたみたい。「じゃあ、会ったかも知れないね」って言葉に、二人で大笑いしてた程だから、随分と楽しい一時を過ごさせて貰ったです。でもね~こんな話を書くと~、単なるスケベ・オヤジみたいだなって思います(爆)。

玉藻城を後にし、鍼灸学校時代にマーキングで歩いた百貨店や何本かのアーケード街を歩き、琴電の駅としては大きい瓦町駅に行った。此処には岡山の百貨店が出来ている。10数年前に来た時は、薄っぺらい7階建ての建物だと思ってたが、3階迄が駅ビルに改装され、それはそれは田舎町にしては立派なビルに変貌してました。

寝不足と疲れで帰る事にし、高松駅へ向かう事にした。帰りは違うアーケード街を通ったのだが昔のイメージは払拭されており、少々寂しい思いで歩いていると、ウォークマン越しに生のブラス演奏が聞こえる。ヘッド・フォンを外し音の方向を探すと、ビルとビルと繋ぐ通路付近のオープン形式に成ったテラスの一画から音がする。慌てて酔った足でエスカレーターを駆け上がると、トランペット×2&ホルン×1&テナーバス・トロンボーン×1&チューバ×1の金管バンドと言うより、さぬき交響楽団の面々がクラッシック音楽を普及させる為、時間を区切り数箇所の街角でミニ演奏会を開いてたのです。この辺り、さすが辺地四国とは言え人口こそ愛媛・松山より人口の少ない讃岐・高松。口で偉そうに言うだけで実行が伴わない愛媛人とは違うナ~って思います。

高校時代から大学までの2年間、ブラスバンドでチューバとE♭バスを吹いてた私ゆえ、思わずチューバを分捕って「吹いたろか~!!」若しくは予備で置いてた「ユーフォニュームを吹いたろか!!」って思ったがソコはそれ、長い間、楽器から離れ老齢故の体力の無さで悲しいかな、涙と共に薄めたブランディーを呑みながら大人しく聞いてました。ただし、コンパクトデジカメを持って行ってたから、動画を撮ってきました。この辺り、hru-155様、風竿様、アナログ(フィルム)と違って、凄いの一言の優れものです。

演奏も終り、高松駅へ行き、15:15発の普通電車に乗り込み一路・新居浜へと言いながら、本日、愛妻は今治の実家に行ってる。連絡を取ると、今治へ来いと言う。運賃は、当然一日2千円で乗り放題だから一路・今治へ。ただ、今治近辺で人身事故があり、トータルで20分程の遅れで今治駅へ。

5分ほど待って愛妻が迎えに来て、そのまま実家の御両親が食事に行ってる和風レストランに行き、この日、初めて食事らしい食事を戴いて我が家のある辺地・新居浜へ。特別何も無いと言うより、所用の話は削除した楽しい独り旅の一日でした。

 

出た~!!「お化け屋敷」の話

8月29日(日)。総合科学博物館のボラ・ナビをお休みし、所用で南予へ行ってきた。ついで寄りで県立歴史博物館へ行った。今流行の「ゲゲゲの鬼太郎」展や「妖怪道五十三次」展、県立博物館にしては珍しく「おばけ屋敷」もやっていた。

入場料は大人共通券が800円。私の場合、新居浜の県立博物館でボラ・ナビをしてる関係で「い~よポイント」って地域通貨を貰ってるから、女房・息子の分と合わせて2400円分のポイントで入場。博物館内は一度入場し出ても、何度でも再入場が出来る。ゆえに、家族と逸れた私は一人で一回り。勿論、お化け屋敷へも初回は一人で入った。

お化け屋敷へはグループ毎に1~2分おきに入場させるのだが、私は一人。「怖く無かったか」って? 勿論、自分の顔を観付けている関係で怖くは無い(笑)。それどころかセンサーで動く鳴り物や昔ながらのビックリ箱系は、何処にどんな仕掛けをしてるかの方に気を取られ、前のグループより随分と遅れてしまった。「ヤバイかな~」ってペースを上げて歩きだすと、仕切りの格好から角を曲がると「絶対に誰かが居る」って雰囲気の場所があった。隠れるように壁の柱からソッと向う側を覗くと幽霊姿の男性職員が、はやり似た格好で此方を伺っている。思わず身を引いた私だが再びソッと覗くと、幽霊姿の職員さんも此方を伺いながら何度も出たり引っ込んだり。余りノンビリしていては、後続のグループに迷惑が掛かる。後手に手を組んだまま幽霊サンの側に行くと声を掛けた。「お兄サンや、人が来るのが遅いからって覗いたりするもんだから、見つかってしまい脅かす事ができなんだろ~?」 幽霊サン、私の言葉に頭を掻き掻きヘコヘコと挨拶をし始めたので、「頑張ってや~」って肩を叩きながら言い残し、その場を離れた。次に、三つ角的な場所へ出たので、どちらへ進むのか確認していると、右手の物陰から大きな頭をした一つ目小僧が駆け寄ってきた。動きから察すると、どう見ても20歳台前半の若い女性。私の側に駆け寄ると、ピョコンと立ち止まった。暫くジッと見詰め「あなた、女性?」って聞くと、「ウンウン」と頷く。「フ~ン」って言いながら、被り物の一つ目小僧の頭を触りながら、「此れ、材質は何だろう?」って聞いたが答える筈は無い。「まあ、良いか。ジャ、お姉さん握手」って、勝手に握手をしてその場を離れながら振り向くと、一つ目小僧さん、随分と項垂れてました。可愛そうに(爆)。

出口にを一度出て、逸れた家族と12分後に再入場。家族を先に入れて後から付いて行くと、工学部学生の息子も私と同じ反応でセンサーを探したりしている。やはり親子か(笑)。やがて幽霊サンの所まで行ったのだが、誰も出てこない。「おかしいナ~」と思いながら声を掛け幽霊サンが隠れている所を覗くと、誰も居ない。「居らんわ」って言うと、息子が「オヤジの足元に誰か居るぞ」って言うから下を見ると、正座状態でうつ伏せに成っている。声を掛けても無視している。仕方ないので歩き始めると、後のグループが通り掛かった瞬間、幽霊サンは「リングの貞子状態」で這い蹲ったまま子供の後を追いだした。その姿を見た子供は、慌てて走って逃げちゃいましたけどね(笑)。しかし、幽霊役が拗ねた挙げ句に、リング貞子に変身して這い蹲った状態で大騒ぎしてるのを見たのは初めて。ポケモンじゃあるまいしネ~(爆)。

で、次の一つ目小僧の所に行くと、女房と息子はサッサと左へ曲がって出口へ向かおうとしたので声を掛けた。「チョッと待て、反対側から一つ目小僧が出てくるぞ」。私のその言葉につられて一つ目小僧が出てきたが、その姿を見た女房が「キャ~!!」では無く「アラ~、可愛い~!!」とやったもんだから、小僧サン役の娘さんは、可愛そうにガックリと項垂れてしまった⁽爆⁾。それを見た我々家族は、肩を叩き頭を撫で声を掛けて励ましながら、再び握手をして出てしまった(爆)。

丁度この頃、2つ後ろのグループの男の子が余程怖かったのとビックリしたのか、泣きながら「バカヤロ~!! 止めヤ~!!」って泣き叫んでいる。我々親子と次の親子が知らぬ間に7人グループに成ってて、お互い顔を見合わせながら笑っていたのだが、お化け屋敷から出た所で泣いてる男の子のリアクションを見てみた。余程、怖かったのと泣いた自分に腹が立ったのか、父親に抱きついてなお大泣きしてました。

このように、私は顔が怖い割に、怖いもの見たさでお化け屋敷の類に入るのが大好きです(爆)。大学生の息子が3歳位の時、花畠華宵の原画を展示してる「足立の庄」って博物館系建物が建ってる敷地の一角でお化け屋敷がありました。女房・娘は入らないと言うが、お化け屋敷が何であるか知らない息子はどうしても入ると言う。仕方なく切符を買い入っていくと、敷かれた透明のアクリル板の下に、ゾンビの人形が置かれている。その先の角でアクリル板から降りると、男性が此方に背を向け、キョロキョロと探し物をしている。暫く様子を見ていたが、声を掛けた。「済みませ~ん。小さい子を連れてるので、先に行かせてください」って。その声に男性がクルっと振り返って目が会った。と言うより、その顔はノッペラボ~。故に目が無いから目が会うと言っても、まず不可能!!

「ウヮ!! ビックリした~!!」。不覚にも、ビックラこいた声が出てしまった!!(爆)

比較的と言うより、驚いても声を挙げる事は皆無だった筈が、不覚にも幼子に気を取られて油断していたのと、ノッペラボー役の朴訥とした演技が正に功を奏して、私に驚きの声を挙げさせた訳だ。悔しいが、後にも先にも声をあげたのはこの時だけ。

もう直ぐ26歳に成る娘が2歳頃、松山・大街道の空きビル二階でお化け屋敷をしていた。例の如く、女房に入ろうと言ったが駄目。で、一人で入場。300円の入場料を払い、ドアの真ん中に縦にガラス窓が入ったエレベーターで二階へ上がっていると、ガラス窓の隙間から二階出口付近にゾンビ役の若者が隠れて居るのが見えた。エレベーターが二階で停まり、ドアがス~ッと開いた。壁際足元に座って隠れていた若者が開きかけのドアに向かって「ウォ~!!」って襲い掛かる格好で寄ってきたが、全てお見通し(笑)。私は驚きもせず全くの無反応。お互い、その格好のまま恐らく2~3秒だったろう。私の反応に、ゾンビ役の若者はクルッと振り返ると頭を掻き掻き控え室へ戻ろうとしたので、後ろから肩を叩き「兄チャン頑張りや~」と声を掛けると、2~3度、軽く頷いて何処かへ行ってしまった(爆)。

このように怖いモノ見たさでドキドキしながら「お化け屋敷」へ入るのだが、何故か「お化け役の方々」を落ち込ませてしまってます(爆)。やはり顔が怖いだけじゃなく、性格の方はモット怖いのだろうか(爆)。