Archive for 1 月, 2011

ガン死の映画

昨夜、久しぶりでもない映画に。20:00過ぎて行くと1200円で観られるから良いが、深夜00:00近くになるから辛い。

今回の映画は「僕と妻の1778の物語」で、最近の週刊誌にも原作者の取材記事が載ったりの話題作。以前にも「余命1ヶ月の花嫁」や「最高の人生を送る方法」も観て、内容的には「成功の・・・」に近い分があった。

原作者がSF小説家と言う事で、全編に随分とコミカルな表現が多かった。「・・・花嫁・・・」に比べると、大体が年老いた夫婦の物語だから、死を目前にした若い人達とは違った味わいがあった。

サブタイトルに「余命1年の妻に、僕は何ができるだろう」って言葉、ガンに限らず死を目前にした家族や友人・知人達に、同じ思いが沸き起こると思う。特に、医療知識や技術を持ち合わせてると、己の無力さが一層身に滲みる。人の力では、どうしようも無い現実、運命・宿命を痛感させられる一瞬でもある。

京大哲学科を出て臨済宗の管長にまで成った人でさえ、己の父親や知人の死を目前にして、己の不甲斐なさに医師になり、「僧医」と言う言葉を作った。

手前味噌で、私も順番が逆だしレベル的にも低いが、鍼灸=東洋医学から仏教=高野山真言宗で在家出家。まだ、人生に迷ってます(笑)。

同じ鍼灸学校時代の先輩にも、鍼灸界に居ながら仏教・臨済宗に身を投じた方も居るから、似た考え方・生き方をする人も多いようで、この先輩とも親交を温めさせて戴いている。

現代仏教は葬式仏教と呼ばれているが、神道にもキリスト教にも葬式があるから、仏教だけが葬式専門宗派ではない。歴史的な複雑な話があるから、此処では避けましょう。ただ一言だけ言えるのが、仏教が葬式仏教と呼ばれる理由。多くの僧侶、特に各仏教系宗派の上層部の方々の努力が足りないように思います。

と言う事で、ガンは人事では無い時代。ガンに限らず病気に成っても、生きてる間のモノの考え方や努力、安らかな死を迎える為に、平素から自分の生き方を考えておく必要があるように思います。

 

金毘羅さん参りの報告と諸々。

元日の昼過ぎに例の如く2000円切符を買い、2日朝07:30過ぎの鈍行に乗車。此処でビックリ!!  2両編成の車両に、トイレが付いてる!!  此れには、さすがに驚いたついでに尿意を感じ、早速使用。

昨年末から今年に掛けて、何故か年末年始の雰囲気が無いと思ったら、和服姿のお嬢さん方が異常に少ないと言うより、まるで見かけない。

和服姿で、チョッと助平な話。20数年前、元旦に成ったばかりの時間帯に、珍しく鈍行参拝列車が出た。好奇心が異常に強い私故、当時としては珍しかったので早速、使ってみた。琴平駅に着き、大混雑の金毘羅さんの石段を上がると言うより登っていると、目の前に若い和服姿のうら若き女性が彼氏と居た。段差が大きいが故にその女性の尻が目の前!!  此れだけは、どう言っても不可抗力!!  おまけに、和服のその尻部分に大き目のパンティー・ラインが~!! 色気も何も、悲しいケツ末の思い出だけがチラチラと(笑)。

今年の予定は、金毘羅さん~善通寺~琴弾神社(映画「青春デンデケデケデケ」のロケ地と成った観音寺市の有名な神社)の予定であったが、毎年ツアー参拝だった関係で、荷物が邪魔。結局、善通寺は駅から寺まで30分近く歩くと言う事で飛ばし、高松市へ饂飩を食べに行きました。ついでに、玉藻公園(高松城)が入場無料だったので入り、ゲームをさせて貰って記念品を貰い、高松駅に戻って1100円もするアンパンマン弁当(名ばかりで実際は容器代・笑)を土産に買って、自分の昼飯はキオスクでは無く駅隣のスーパーで買った巻き寿司とビール。

鈍行電車に乗り、巻き寿司を食べながらビールを飲み、30分程で着いた観音寺駅で降車。この時点で、体力の7割方を使い果たしている。トボトボと正月故に人通りの少ない商店街を通り琴弾公園へ行ったが、小高い山頂にある琴弾神社まで行く気力も体力も無し。結局、駐車場脇の社務所で御守を買い、駅まで戻って一路、新居浜へ。

新居浜駅から、自宅まで歩いて15分。行き倒れてやろうかと思う位にクタクタ。重い足を引きずりながら自宅に着くと、女房子供達は今治へ行ってるし、母親は姉の家に行ってるから誰もおらず家中が真っ暗。鍵を開け、風呂に入り、おせち料理も温める気力も無しに冷たいまま腹にねじ込み、布団に入った頃に母親が帰宅。そのまま寝てしまい、女房子供達が帰ってきたのも知らない、と言う年齢を感じる金毘羅さん参りの報告でした(泣)。

そうそう、諸々の報告って、年末に「宇宙戦艦ヤマト・実写版」を独りで観てきました。後日、日曜日の昼間に愛妻のリクエストで「武士の家計簿」を観ました。我々夫婦は50歳を過ぎてるし、二人とも映画館の会員カードを持ってるから揃って各々のカードを出し、「夫婦」って言い場所指定しながら2000円出すと切符が出る。そうです。二人で行くと、独り1千円で観られる。こういうサービスって良いが、歳を感じます(笑)。映画の内容?ご自分で観てください(笑)。

 

あけまして おめでとう御座います。

昨年末に雪に雷にと少々荒れましたが、風が少々強いが今年も無事に年が明け、皆様は如何お過ごしでしょうか?

明日は、オヤジの命日。例の如く、2000円切符で金刀比羅宮参拝。仕事で忙しかったオヤジが、正月には金刀比羅宮(琴平町)や琴弾神社(観音寺市)へ連れて行ってくれてた。そのオヤジも仕事を辞め、病気をして寝たきりになった時、「背負子に括りつけて、金毘羅さん参りに連れて行こう」として、丁度、24時間仕事をしてた頃で、おまけに膝も痛めてた事で家族に反対され、あえなく中止。

その事が、ズット心残りに成ってて気持が悪い。一種の後悔と言うトラウマ。で、時節柄、命日と初詣時期が重なってるから、オヤジの写真を額に入れ、毎年1月2日には金毘羅さん参りに出かけだした。決して親孝行と言う美名では無く、彼の世に旅立った人への追悼の気持だけ。だから、「お椿サンへ連れて行け」とも言ってたので、松山の椿神社にも日曜日が重なった年には連れて行ってます。

さあ、明日の旅立ち(少々オーバー?笑)に、今から酒カッ喰らって寝ます。最後に成りましたが、こんなノンベーオタクの私ですが、今年も宜しく御願い致します。