Archive for 6 月 3rd, 2011

生きる為に!!

外出時に荷物が多いと、いつも母親から嘲笑されている。

「何故、荷物が多いのか」と言えば、リュックには鍼灸治療用の道具から、簡単な怪我手当て用品、常備薬、使い捨て簡易トイレ、筆記用具、パラシュート生地の予備袋、名刺、大小のナイロン袋(飲食物使用可)、広告用の新聞記事コピー、ICレコーダー、小型デジカメ、ICウォークマン、小型ヘッドホン、小型ペンチ&ナイフ&ドライバー・セット、小型懐中電灯、マイ箸、マイ塩、マイスプーン、伸縮式の孫の手、特殊警棒、等などがコンパクトに纏めて入ってる分、どうしても荷物が多くなる。

地元CATVの仕事をしていた時、若い衆から「サバイバル・オヤジ&コンバット・オタクの、ドラえもん四次元ポケット」と嘲笑されていたが、その「ドラ・ポケ」のお陰で非常時に随分と助けられた分だけ、若い衆たちは誰も嘲笑しなくなった。その習慣が抜けず未だに持ち歩いているが、災害時持出用袋にも同じ物が3~5人分と、缶詰の御飯に惣菜やデザート類、2㍑入りの水が12本、静止加重200㎏のパラシュート用ロープが30m、等など、キャンプ用品どころかサバイバルとも戦闘用品とも言える位の装備(笑)が、タイプの違う二つの大型リュックに整理して応接室の片隅に置いている。

そして今回、東日本大震災の大津波被害を見て、緊急用の風船式の救命胴衣が必要と感じた部分がある。

あの大津波被害のあった東北地方で、子供達のランドセルや通学鞄、大人の仕事用鞄の中に小さく折り畳まれた救急用救命胴衣が入ってさえいれば、行方不明者・死者の1/4や1/3位の人々が助かったんじゃないかと考えている。

私の車の中には過去、使い捨ての小型消火器と中身を詰め替える小型消火器の二本を積んでおり、盗難にあった250㏄のオートバイのサイド・ボックスにも使い捨て小型消火器が入ってたんですよ。

車の中に入れてた消火器は、10年程前に高速道路上で車両火災があった時、高速隊のお巡りさんに貸しました。数日後、知り合いの高速隊のお巡りさんが我が家に制服姿で高速隊パトに載って、中身を詰め替えた消火器を返しにきてくれました。当時、幼かった息子は、我が家の駐車場に停められたパトに少々興奮気味。昔は、私服刑事さんや、パト乗車勤務の制服警察官が休憩や治療がてらに随分と出入りしてた頃があり、その分、我が家の子供達は警察関係者には好意をもってるようです。どの世界にもだが、タマ~に悪さする輩も居るんですけどネ~(笑)。

このように準備万端の私故、平和ボケした周囲の人々からは嘲笑され続けてます。さすが阪神淡路大震災直後は、母親でさえ「ヤッパリ、アンタの用意周到は間違い無かった!!」って言いながら、日本人独特の「喉元過ぎれば何とやら」、で今でも私の事を嘲笑し、阪神淡路大震災直後から売れに売れた非常持出袋も殆ど売れず、賞味期限のある食品ですら補充or交換すらされて無いんじゃないかと言われている。

賞味期限の話。缶詰類は昔から言われ続けているように、10年経っても20年経っても膨らんでなければ腐ってないから大丈夫らしいです。某テレビ番組でしてました。ただ、多少の味の狂いはあったようですが(笑)。

それと缶詰類を空ける前に、絶対注意しておきたい事がある。大災害があった場合、必ずと言って良い程に水道・ガス(プロパンガスの場合は大丈夫)・電気などのライフ・ラインが駄目に成ってますから、まず第一に冷蔵庫の中身をボチボチ片付ける事。停電してるから、当然温度が上がりだす。その時は、冷凍庫の中身をボチボチと冷蔵庫に入れ、冷蔵庫内の温度上昇を防ぐと共に自然解凍に成るから、プロパンガス等の使用量も少なくて済む。

私が言ってるこれらの事は、サバイバル・オタクと言うか、キャンプ・マニアと言うか、コンバット・オタクと呼ばれている方々の間では常識以前の生き延びる為の常識的な話。これ等を知らずして準備や心構えが出来て無いと、イザ大災害に直面した場合、自分の最低しておかなければ成らない準備もせずに、「政府は何をしている~!!」「自衛隊は~!!」「警察は~!!」「消防&救急は~!!」って、人の責任にしてしまう言動をするものなんです。

最後に、幾ら準備万端で用意してても、やはりそれらを使えるように生き延びてなければ成らないんですよね~。大災害などの非常事態に会わない方が良いんですけど、阪神&東日本大震災のような事に成れば幾ら注意しても仕切れない時がありますから、準備と心構えだけは平素からしておきましょう。