Archive for 8 月, 2011

パワーアップ版「お化け屋敷」?

昨年、親子で楽しませて貰った歴史文化博物館(以後・歴博) の「お化け屋敷」。総合科学博物館(以後・科博)に「昨年より、パワーアップ!!」ってポスターが出てた事から、大きな期待を胸に(笑)行ってはみたが、結果は大ハズレ(爆)!! それでも中身より周囲の観客や職員さんの反応の方が楽しくて、別な意味で十分に楽しんできました(笑)。

寝坊した関係で、出発が08:45。急ぎの用事でも無いし、高速道路は元々は使わない方だから近道を使って移動。その分、懐かしく成った風景を観ながら、特別な用事も無いままにノンビリと車でドライブと言う独り旅。若かりし頃、うら若き女性には一切縁が無かった時代を懐かしく思い出す(爆)。

途中、地元産の野菜類等を売ってる「内子フレッシュパークからり」と言う人気の道の駅(早い話が農協の直売所みたいな所)に寄り、土産と昼飯用の惣菜や田舎巻き寿司や散し寿司を買い、トイレを済ませて即出発。

11:00過ぎには歴博に到着。昨年のような賑わいを期待してたが、何故か閑散としている。この歴博は、玄関を入ると二階の一番奥に進み切符を買う。同じ県立でも科博とシステムが違うので、何度も来てる割に解りにくいし半ば心細い。

受付でボラ活動でゲットした「い~よポイント」を800円分の8点を出し、入場券を受け取って企画展を観て回り、後は「お化け屋敷」へ向った筈が、何故か13:00からの開催に成っている。科博同様、イベントなんかで入館者が後を絶たないような時は、開催時間を決めて休憩時間を取っているようだ。特に、外部のお化け屋敷の専門業者に外注してるから尚更だろう。

企画展入口に居たチェッカーの職員さん相手に話していたが、時間的にも腹が減ったのでミュージアム・レストランへ行き、笊饂飩を一杯だけ。鍼灸学校が讃岐だった関係で、饂飩には拘りがあるが黙って食べました(笑)。

腹ごなしも済み再びチェッカーの所に行くと、「後、10分くらいですね」と言うが、「ヒョットして」と思い、お化け屋敷入口方面を見ると、既に3組程のグループが並んでいるではないか。慌てて入口に向かい順番を取り、奥まった入場口を見ると、既に5組が待っている。やはり人気のお化け屋敷ですナ~(笑)。

並んだは良いが、僅か10分20分でも待つ身は長い。前後のグループと言っても家族連れ。一人では退屈する。そこで考えた名案(笑)は、私が科博でボラナビしてる事を言って親御さん達を安心させて子供達に話しかける事。色々と話を聞いてると、やはり怖い物見たさで親に連れられて来てるから、返事が鈍いし怖がってる顔で見るから、「オイチャンの顔の方が怖いぞ~」って言ってる内に、本当に「怖い」と言われてしまった(笑&涙)。

そうこうしている内に段々と順番が近くなり、入場口までの5m程の薄暗い通路で待たされた。すると、入ったグループの悲鳴がすぐ側で聞こえる。入口カーテンが閉まったかと思うと、僅か5~6秒でバタバタともドタドタとも付かぬ足音がした途端、子供達の「ギャア~!!」「ヒャア~!!」「怖いヨ~!!」「△♯@♭×○◎~!!」ならまだしも、どうも連れの母親らしい声で、「ギャ~!!」って叫んだ瞬間、「ワッハッハ~!!」とか「ギャハッハ~!!」って大笑いされたのには艶消し(笑)。

悲鳴が通路を移動する度にアチコチでドタドタと言う音と悲鳴が交差し、薄暗い中で待たされている方が、ある意味で恐怖を感じる(笑)。思わず、「この悲鳴を聞いてる方が、随分と怖いンじゃけど・・・」ってポツリと言った言葉に、周囲の人達は笑ってました。

それでも私が後2組程で入れる頃に入った一組のグループが、カーテンを潜って入ったのは良いが突然のように起こった「ドタドタ!!」&「ギャ~!!」って音に、次に入るべく待ってた大人5人グループ全員がイキナリ飛び上がった位だから、やはり皆さん恐々で並んでたんですネ~(笑)。それに、私が入る直前に出てきた一家4人。女の子がブルブル振るえながら「・・・怖かった~」って、父親に抱きつきながらヨタヨタと出ていった位だから随分だったんでしょう(笑)。

やがて私の番。クドイが一人で入る。少しだけヒヤヒヤしながら入りました(笑)。入るなり、「最初の一発目が、多分この辺り~」と思いながらキョロキョロしてると、脅かすお化けサンも、変なオヤジが一人で入って来たのでタイミングがずれたのだろう。随分と時間が経ってドタドタと後で音がするからジワリと振り返ると、真っ暗な中に人影が見える。「やはり、此処に居たか!!」って言うと、ウンウンって頷く。「貴方、女性?」って聞くと、頷きながら軽くステップを踏みだした。その動く姿が、完全に女性。「フ~ン、頑張りィや。ハイ握手」と手を差し出すと、お化け用の着物の袖から手を出したので握手すると、随分とホッソリした手でした。本物の幽霊だったりして(爆)。

次が、今回のお化け屋敷が「学校の怪談」と名打ってるだけに、幽霊&お化けの格好をした人形やら化けた職員さん(本当は専門の業者さんらしい)が教室で授業を受けてる雰囲気の場所に出た。見てると、前から2番目が完全に人間。役柄、髄分と痩せた人(笑)。絶対に、私が太いと言う話では無い!!(笑) 通りすがりに、「この人が本物!!」って軽くポンッと肩を叩いたが全く反応無し。仕方ないから次に進んでいくと、後ろからドタドタと誰かが追っ掛けてきた。振り返ると、今のお化けサン。ヒョイと教室を見ると、やはり私が「本物!!」って言ったお化けサン。「やはり正解か~」って言葉に、軽く仰け反ってましたが(笑)。

次が古い学校の和式トイレ群と言うのも、昔風の木の扉が4枚。その一つに次のステージに進む通路がある仕組み。一番奥の扉を開けたところで人の気配を感じて振り返ると、幽霊の格好をした人が何も言わずリーフレットを持っている。薄暗い中で老眼の入った目で読んでみると、「ハズレ」って書いてあり、その下に「この扉の一つが正解です。ノックして開けて下さい」って書いてある。多分、ノックを合図に中から幽霊が飛び出す仕組みだったらしいが、ノックもせずにバンバン開けたから、中に座ってた幽霊サンなんぞ、反応出来ないままに座ったままでした(笑)。で~結局、正解は順路の二番目の扉で、振り返ると「せいかい」って書いたリーフレットを持って万歳してる幽霊サン。疲れるナ~(笑)。

今回は機械仕掛けが少なく人間出番の最後が、出口間近の柱の陰。ほぼ直角に曲がった通路の右側に太い柱がある。「この向うに、隠れるように絶対に居る筈!!」って柱の後から回り込むように進むと、やはり居ました!!(笑)。「お化け役の兄サン、もう見付かってるよ」って、正面に回って声を掛けると、態と驚いたフリをしてたので、「貴方と記念撮影したいんだが、ダメ!?」って聞くと、さすがにうろたえながら手でバツをしたから諦めて出ました(笑)。

今回は、昨年のよりパワー・アップしたと言うが、私にとっては簡単な単なるビックリ箱でしか無かった。でもね、お化けと言うよりゾンビ・タイプの御面が随分と立派でしたよ(笑)。

常設展は同じ物しか無いのでパスし、ボチボチ帰らないと日が暮れると思いながらアチコチ覗いていると、職員さんが声を掛けてくれた。ついでに「お化け屋敷」の話に成り、「今年のお化け屋敷は、昨年のよりパワーアップしてると言うんで楽しみにしてたけど」と話して、「今年も昨年と同じく『触ってはダメ』と言われながら、お化けサンと握手するわ凹ましてしまうわでした。来年こそは、リベンジで頑張らないと、今日、仕事が終わったら作戦会議とか(笑)」って言うと、下を向いて笑い入ってました。お化け屋敷で私を本当に驚かせようとか怖がらせようと思ったら、本物を持って来ないとダメなのかもしれない(笑)。でも、本物だと解ったら、私は絶対に行かないけど(爆)。