Archive for 9 月 24th, 2018

【近藤鍼灸院の健康新聞】「殺人うんこ」

このタイトル、決して冗談では無い‼
確か60年程前に横田良助博士が発見したのだが、現代のガンや心臓麻痺や脳卒中など、治療法も原因も解らない難病とも言える病気の原因を突き止めたと言うのだ。それが「殺人うんこ」と呼ばれる大腸内の酸性腐敗便が原因であったと言うのだ。それを素人向けに書き下ろしたのが「殺人ウンコ」と言う本。
発売元が幻冬舎であるし、発行が幻冬舎メディアコンサルティングと言うから、田舎のその辺りの本屋の店頭にある筈もなく、メモ用紙に本タイトルと発行元を書いてレジに持って行くと、仲の良い女性従業員さんが居てメモに目を通すと「凄いタイトルの本ですね~」と、別に笑う事も無しに淡々と処理をしてくれた。簡単に「素人向けの『大腸を元気にしよう』って類の本の大元の本だよ」と言うと「ヘェ~」とは言ったが、余り興味を示さなかった。
横田良助博士の書いた学会発表用の「酸性腐敗便」の原稿の内容が余りにも突飛な為、博士が所属していた大学側は学会発表直前に力付くで妨害したと言う。横田良助博士はそんな出来事で失意の中で亡くなったが、御子息の横田貴史医学博士(薬剤師)が後を継ぎ、酸性腐敗便の撲滅の為に活発に活動をされている。

この酸性腐敗便の横田学説、私が認知したのはガンで入院する何年か前。B5の原稿をĄ4に拡大コピーをしてファイリング。入院の荷物の中に入れておき、私が鍼灸師だと解ると一寸ナメた言動をしていた主治医の内科医にこの資料を見せてから態度が良い方に進みました。
だって表現は解り易く書いてるが、内容のある部分は医師や薬剤師や臨床検査技師辺りでないと理解し難い内容だからだ。多分、自分がイメージしていた鍼灸師像とはかけ離れた内容だったから・・・と思う。

少なくとも、20年程前に出会った横田学説。私は飛び付き、大事な資料として拡大コピーして保存している。
ある患者さん曰く、「先生は何でもだけど。ズ~ッと先の事まで見えてるし解ってるから色々な事を普通に喋るけど、多くの人は目先の事ですら先の事が見えて無いから、先生の事を『また変なオッサンが解らん事を言よる』って罵倒とも人権侵害とも取れるような事を言うのね」って事らしい。