Archive for 11 月 22nd, 2018

常に女性の幽体に遭遇?

[幽 体] とは、生きてる人の肉体から一時的に離れたエネルギー体の事。
幽体離脱した幽体に接触されたなど、不思議な経験を何度かした事がある。そのうち二度は喫茶店に入った時の話である。(幽体離脱に関しては、既に書いている)。
喫茶店入口周辺には誰も居なかったのに、ドアを開け入店し、ドアを閉めようとした時、私とドアの隙間を掻い潜るようにして入店した人が居たのだが、不思議と二回とも店には私以外はママさんしか居ない時であった。

一度目は名古屋方面から、事情あって新居浜へ引き上げてきた時。
それも、お隣の土居町(現・四国中央市)の喫茶店。早朝だった事から、水も撒かれ掃除も終わったばかりの時間帯。「どうかな」と思いながらオートバイを止め、ドアを開け店内を覗きこむと、ママさんらしき女性が居る。
「もう良いですか?」と聞くと、時計を見てポットを見て「もうすぐですが、どうされます?」 時間を聞くと10分位だと言う。待つ事にした。
昨日朝、友人達の盛大な見送りを受け名古屋を出発し、途中、食事や給油で何度か軽い休憩をしただけである。本来なら、此処から直帰すれば20分程で自宅に着くが、店名に興味を持ったので待つ事にした。ドアを開ると大型のベルがガランと成ったが、ドアが閉まらない。振り返りドアを閉めようとした途端、入口から私の背後を斜めに避けるようにスルッと言う感じで誰かが擦り抜けた。「エッ!?」と思って店内を見たが、人の気配があるのに誰も居ない。「可笑しいな~」と思いカウンター席に座ると、お手拭きを取りに奥へ行ってたママさんが水とお手拭きを二人分持って出てきたが、目の前には私一人が座ってるだけ。
「アレ?お連れさんは?」
「そうなのよ。私一人。私がドアを開けて入ろうとした途端、ドアがスムーズに閉まらず、
 その間隙を縫って私の背後から誰か入った感覚があったのに・・・誰も居ないのね」
「・・・そうですか」
そのまま話は終わり、コーヒーが出されモーニングサービスが出た。コーヒーを一口飲み、卵に手をやった時、ママさんが口を開いた。
「この店、今日のような事が時々起こるのね。それも似た感じの人ばかり、一見強面だけど凄く優しそうな人ばからりなの」
「フ~ン」
「貴方、身体の冷え方からすると、こんな早朝にオートバイで何処へ行ってたの?」
「名古屋方面で色々あって身体壊し、鍼灸の学校へ行く事に成った訳。昨日の朝、沢山の友人達に見送られて、一般道を走って帰ってきた」
「・・・貴方、行ってた所に大事なモノを置いて帰って無い?」
「大事なモノね~」
「モノと言うより、貴方は単なる友人と思ってるようだけど、彼女、貴方の事が大好きヨ」
「一人、友達が居た。彼女の女友達は私の事をステディな彼と思ってたみたいだが、恋愛感情は無かったと思う」
「多分、その人だと思う。貴方がこの店に入るのを見て、慌てて貴方と一緒にオートバイを降りて付いて来た」
「・・・」
「多分、合ってると思うし、これから先も何度かあると思う」
この喫茶店の名前、付き合ってた彼女の名前と同じ。不思議な思いで店を後にした。
その後、学校を卒業し国家資格を取得し、勉強の為に大阪へ行き、新居浜市内の病院に就職し、この店にも何度か通ったが、二度と同じ感覚は無かった。

それから何年かした頃、帰省の度に行ってた喫茶店の従業員が独立し、病院近くの住宅街に開店した。
病院は縁戚関係の為、医局に居ると従業員からの興味津々の発言を嫌い、弁当はその喫茶店で食べさせて貰う事に成った。そして、弁当を作る事を嫌がった母親の関係で、家が近くだった事もあり自宅に帰り昼食をし、喫茶店に行く事と成った。
それから何年かし軽四を買ったばかりの頃、昼休みに喫茶店に行くと珍しく誰も居ない。ドアを開けると大型のベルが成り、ドアが何処かに引っかかったように成った。ドアを閉めよとすると、ドアの外から私の背後を誰かが擦り抜けた感じがした。したどころか、微かに透明感のある身体らしき感覚が擦ったような感覚があり、「誰‼何さ‼」と思って振り返ったが誰も居ない。
その途端、名古屋から最後の帰省の時、土居の喫茶店で同じ事があったのを思いだした。当時は疲れからか細かい所は思い出せなかったが、確かに若い女性の身体とすれ違った時に、微かに擦れた・触れた感覚があり、汗ばんだ若い女性の体臭と息吹を感じた事は確かである。呆然としていた時、奥からママさんが出てきて二人分の水とお手拭きを差し出した。ところが店内は狭いだけに私以外が居ないのは直ぐ解る。
「誰も出て行った様子が無いけど、彼女・・・お連れさんは?」
やはり、土居の喫茶店と同じである。理由を話したが、このママさんには通じない。だが私の性格なりモノの考え方を知ってるだけに、嘘や冗談を言ってる風も無いから黙ってしまった。それに二人分の気配を感じたのは良いが、彼女の居ない私に「お連れさん」と聞く前に「彼女は?」と言った事。明らかに、もう一人は気配から女性であった事は間違いない。

タイトルの[女性の零体]と言う表現は当たってると思います。この項を書き始めた時は別のタイトルだったけど、書いてる内に幽体離脱を思い出し、終りに近付くに従い確信を得ました(笑)
それにね、これ程 強烈な事では無いが、何度か女性の零体らしきエネルギー体と直接的な接触も何度かあった事は事実で、それだけ遭遇はしてるんですね。多分、私も歳を取り、零体の方も歳を取り、呼び合う力が弱くなってるのかも知れない(笑)。