Archive for 2 月 8th, 2019

勘違い検問 VS警察

親父が元気で居た頃で、私がまだ結婚もしてない頃だから40年近く前だったか。
親類の家に囲碁に行ってた親父が、帰りが深夜に成るから行きは女房に送らせ帰りは私が迎えに。

某日、23時を過ぎると迎えに来いとの電話。準備してたから直ぐに出掛けたのだが、待ってる間に「もう一局」と成り、結局、24時を回って家路に着いた。当時の駐車場は表に鉄柵を作ってたからバックで入れた方が楽。隣家の庭先近くまで行き、バックで駐車場内に入ると少々失敗したから何度が入れ直しをし止めた。「さぁ」と出ようとして運転席の窓を見た途端、警察官や警備員が持ってる赤の指示棒の電気が目の前で突然のように付けられた。ビックリした途端、二人連れの警察官が何か言ってる。

「アンタ、検問してる我々の姿を見て逃げたろう?」と来たもんだ。しかし、何処で検問をしてたか全く気が付いてない。「何処でしてたんですか?」と聞いても「あそこで」と言うだけで横領を得ない。その内、警察官が言った。「あんた、此処へ人の家に車を乗り入れてどうする積り? 見れば此処は病院みたいなのに、時間外だろ。電気も消えてるし」と好きな事を言ってたが、「此処は病院みたいに・・・」と言いつつ周りを見渡していた警察官の動きにつられ、一緒に建物を見上げた程(笑)。で、フト我に返った私は、「この家、ウチなんだけど何か?」って言うと、二人共それは其れは吃驚した動きで、「それは済みません‼」と平謝り。黙っときゃよいものを「免許証を見るか?」とやると、もう一人の警察官が「お願いします」と平身低頭で免許証を受け取ると番地を確認して返してきた。そのままパトに乗り込むと、凄い勢いで逃げるように帰っちゃったですよ(笑)。

警察官の言う通り検問を見て逃げるなら、駐車場へ頭から突っ込み、即バックで車を出して猛スピードで逃げた方が早いのです。

其れを確認して親父と家に入ったが、吃驚したのと変な腹立ちが起こりだした。そこで一言。「親父、あの二人、殴り倒しても良かったの?」「そうじゃの~。今から追わえて一発」と言い大笑いをした。珍しく親父と意見があった一瞬であった。居間へ行くと、帰りの遅い男親子を心配し、母親が起きて待っていた。機嫌よく二人でゴチャゴチャ言いながら居間まで来たから、「今日はどうしたん。二人で笑いながら」と聞いたから、経緯を話して三人で大笑い直しをしたと言うおそまつでした。