Archive for 2 月 25th, 2019

【近藤鍼灸院の健康新聞】⑦「笑いヨガ」

平成31年2月24日(日)、公益社団法人・愛媛県鍼灸師会主催で講演会が開かれた。演者は、枝廣 篤昌医師。新居浜市在住の精神科医で、豊岡台病院長で、日本笑い学会四国支部代表であり、芸乃 虎や志(げい のこやし)と言う芸名を持ったアマチュア落語家で日本一に成った医師。

時を遡ると15年程前、末期ガンから立ち直り、色々とガンの治療やら何やらの勉強をしていた頃、「仏教と医療を考える会」の中に「アショカの会」と言うガン患者の集会があり、参加を始めた頃に講師として来られた枝廣先生とお会いしてから、色々な勉強会にお誘いがあった事からのお付き合い。この日は何年振りかに御会いしたのだが、相変わらず若い先生でした。

何年か前から「笑いヨガ」と言ったものをやっておられるが、私はこの日が初めて。午前中に講義があり笑いヨガの実際があり、昼から落語と笑いヨガの簡単な講義があった。久々に先生の落語を聞き、以前に何度か聞いた頃に比べ円熟味が増していたように感じました。回数と年齢がそうさせたのか(笑)。

笑いヨガや先生の落語、彼方此方で随分されてるようですから、機会があったら行ってみられては。何度聞いても宜しいかと(笑)。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】⑥「更年期の話」

私が現在地で独立した時、丁度「男の更年期障害」の話が物議をかもしていた頃で、何年ものあいだ随分と揉めてたが、漫画家の「はらたいら氏」の更年期障害騒ぎで落ち着いた頃でもある。彼は訳の解らぬ症状で色々と病院巡りをし検査を受けたが解らず、知人の女性に相談したところ症状を聞かれたので色々と話すと、「アラ、それって女性の更年期障害と同じ症状じゃない」と言われ、漸く解決し気が楽に成ったと言う。

それにも関わらず、当家近所の口うるさい婆ん連中が色々と言い、私の「男にも更年期がある」と言う発言に、「オニイチャン、生理があるン?」と、私の顔を見ながらヘラヘラと笑う。「馬鹿か‼その話なら、男にはホルモン系の臓器が無い事になる‼」と言うと、「私等にそんなメンドイ事言っても解らんし、偉いお医者さんが男には更年期が無い言よった」「その偉い医者と言う奴が勉強不足しとるだけ‼」と言っても、婆んは黙って何処かへ行きました。其れからでも、「はらたいら氏」の話を例えに言っても、男の更年期障害は中々認められなかったと言う話。

最近、「男の更年期障害」も認知されたが、認知されない頃に医師に診て貰った方々は、「そんなの気の姓」の一言で放りだされた筈。身体の具合の悪い患者にとって死刑宣告にも等しい。だって、一人の医師が「問題無し」とした症状は、多くの医師も「問題無し」としているから。何でもそうだが、何かに異論を投げかけた者は正論であっても殆ど異端児と看做されるから声を上げにくい。それが、戦後日本の絶対多数の民主主義となってるから。細やかな議論が成されないままに、少数派の正論が潰されており、何十年も後になり日の目を見る事となってます。