Archive for 3 月, 2019

【近藤鍼灸院の健康新聞】⑩「命を諦めた」

「命を諦めた」のはガンでは無く、何度も出てくる「甲状腺機能減退症」で諦めたのです。鳩胸だった事から随分と元気であった筈が、何時の頃からか病的な倦怠感が出始め、やがては口癖のように「しんどい」って言葉が出始めていた。
やがて、それを聞いた家族や周囲の人々が口汚く罵りだした。「若くて良い体格して元気そうなのに、シンドイって甘えとる証拠ジャ‼余裕があるからジャ‼」と、何の医学知識も臨床経験も無い素人が口を揃えて罵倒をするのです。ところが、高度な医学知識があり臨床経験もある医師ですら、呆れたような口振りで「そんなの痩せたら治る!!」の一言。素人と全く同じ見解‼

では、何処で甲状腺機能減退症である事が解ったのか。
体調不良で大学も辞め鍼灸学校へ入学したのだが、当時は結構年配の方々が居て、そんな中に年上の薬剤師のMさんが居た。同級生の彼は、私の「シンドイ」が気に成ったのか、黙って病気を探してくれた。その時は「粘液水腫」と言ってくれただけだが、調べてみると「甲状腺機能減退症」の一症状。
彼の「医者に掛って診て貰ったら」と言う言葉に、「名古屋大学付属病院に掛ったが、医者は痩せたら治るで席を立とうとしたから、検査位って言うと、小便で糖とタンパ ク調べただけで、再び痩せたら治るで席を立とうとしたから、他に検査が有るだろうと聞くと、此処でやった検査以外、一切無い‼そんなの痩せたら治ると言うから、痩せる迄 この症状を我慢しなけりゃ成らんのかと聞くと、逆ギレした医者はそんなの自分で考えろって自分の座っていた椅子を蹴り飛ばし、診察室から逃げるように走り出ましたよ」と話し、
「それ以来、医者の事が一切信じられない事になりましたよ。」と言うと、Mさんは真っ暗い顔で黙ってしまったでしまったですよ。

それでも、「新居浜の鍼灸治療で有名なI病院、親戚だろう。相談してみたら」と言う言葉に、「家庭医としての付き合いしてるが、この病的な倦怠感に付いては解ら無いので無視されてますよ」。結局、Mさんはそのまま黙ってしまった。

この頃に、自分で解ってたのだが、肩から首回りの何処かに不具合を感じるし、何かの時に医師に言ってもダメ。中に気の利いた医師が甲状腺を触診するが、甲状腺機能亢進症(バセドー氏病)では無いから、余程で無い限り解りにくい。そして、「私のこの命、チョットした事が原因で病的な疲労感・倦怠感があり、素人ばかりか医師にも理解されず、死なないと理解されないかも知れないが、最悪、死んでも理解されないだろう」と言う事になったのです。

それでも、勤務していたI病院で埒があかないから、近所の医院で腕の評判が良い医師が居たので有休を取り、行ってみた。健康保険はI病院のだから、さすが院長は私の立場を心配してくれたが、辞職する予定だからと言う事で診て貰った。

症状を聞き検査をと成り検査用紙を見ると、今迄掛った病医院でバラバラでした検査を一括して調べるだけで、目新しい検査は無い。「此処でもダメか」と思ったが、医師の答を聞いてからでも遅く無いと判断。黙って検査を受けた。そして一週間後、検査結果を聞きに来るようにと言われていたので行くと、「検査に異常は無い。痩せたら治る」。その一言で、また切れました(笑)

「先生、先日診察をお願いして検査をと成った時、検査内容を見て悪いが此処でも私の悪さは見つける事は出来ないと思いました。で、鍼灸学校の同級生に薬剤師が居て、内緒で私の病気を探って、粘液水腫じゃないのかと言ってくれたが、アチコチの病医院を回った時、その話をしたんだが何をどう思ったのか、その話は医師が握り潰して検査すらして貰えんかったですよ」と言うと、ここで漸く血液検査をする事に成り、結果が出た時には、「こんなに凄い数値が出るとは思わなんだ‼」と言う話。「この病気を確定するには基礎代謝の検査が必要」と成り、検査した結果はマイナス30%。本物の甲状腺機能減退症と決定されたんです。そして、諦めた命は陽の目を見る事に成りました。

これ以外にも書けない内容が沢山ありましたが、この辺りで。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】⑨「講演会講師」

本年3月9日土曜日、14時半から16時位まで、協立病院の若水ハロー薬局待合室にて、「末期ガンから16年。ピンコロリンへの道」と言うタイトルでお話をさせて頂きます。切っ掛けは、市のコミュニケーション課に、市民講師として登録をしている関係で、このタイトルに病院の管理薬剤師の方が引かれて申し込みをしてきた。

「余命9カ月と言われる中で、16年間、どうやって生きてきたのか?」と言う部分を聞きたいらしい。聴講生の多くが薬局に関係する方々らしいから、医療関係者から患者さん介護の方々など多彩らしい。余り広く無い待合室だから、立見席を入れた席は早い者勝ちとか(笑)

けど今迄、随分とアチコチで話して来たけど、一番多かったので中央公民館で遣らせて貰っ時で30人程。一番遠い場所が西条市の河原津。結構アチコチで喋りをした割には知名度は0‼(笑) まだ愛媛新聞のガンシリーズの記事に写真入りで出た時の方がインパクトがあった。新聞に出たその夜から、ほぼ一カ月、電話が鳴りました。午後7時~9時迄と、昼の12時~14時位に、正確に電話が成りっ放し。電話が掛って来るのはしか最初から解ってた事だが、丁度一週間~10日ほどした頃から鬱が出ました。しかし、それも一カ月で収まった事で助かりましたが。

その後、このガンに関してマイタウンにも出たから、友人たちとイオン辺りに出掛けていても、私の顔を新聞で観て覚えていた方が居て、その方の連れの方々に挨拶されたと言う笑い話も(笑) やはり新聞やフリーペーパー辺りに顔写真入りで出ちゃうと、一瞬だが有名人に成りますね(笑)

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】⑧「殺人ウンコ」(横田学説より)

「殺人うんこ」と聞くと、「このオイハン、又ふざけた事を‼」とお怒りを受けそうだが、ちゃんとした医学者が書いた素人向けの本である。新聞に広告が出てたので著者を確認し、メモ用紙にタイトルと出版社を書き、行きつけの本屋さんに行きレジの女性に渡すと、「凄いタイトルですね」と、恥ずかしがらずに笑いもせずに言った。残念な事に、十分読まない内に何処かへ行きました(笑)。
どんな内容の本かと言えば、数年前から「大腸を綺麗にしましょう」系の本が出てますが、それらの本の基本になる本で、内容的には素人向けだから難しい事は書かれてないが、「原因不明の病の元は酸性腐敗便だった」と言う研究発表をした横田亮介と言う医学博士。詳細は省くとして、現在は御子息の横田貴史医学博士が、表題の本を出したりしながら普及活動をされている。

大腸の健康状態を知るには、まずウンチの匂い。魚のアラが腐った匂いがし始めて、尚且つスッパイ匂いが出だすと、大腸の状態は最悪。早急に手当てしないとダメ。女性に多いのだが便秘。これも大腸の働きを阻害するから、早急に出す。緊急時以外、出来る限り薬は使わず運動で出すようにしたい。

私の経験上、歩く事が一番だったようです。理由は1982年、石鎚山の標高と同じと言う事で記念登山大会があった。参加する事にしてたが、二週間前から起床後 暫くして頭がガンガンと痛む。痛み方と場所で、消化器系と解る。鍼して痛み止めを飲んでも、暫くすると強く痛み出す。その状態が二週間続き、登山大会参加の日が来た。

仕方なく起床して即、痛み止めを飲み座薬を入れて出掛けた。お陰様で激痛はズット減っている。その状態で石鎚山のロープ―ウェイ乗り場に行き、山道を少し歩くと拍動に合わせて痛みが増える。ロープ―ウェイに乗り成就駅で降り、歩くと激痛が出る。仕方なく手持ちの日本タオルで鉢巻をし、痛みを軽減させ登山道登り始めたが、30分程して女房が「靴が合って無いので足が痛い」と言う事で、登山道2/3を残して成就社まで降りると、何と2週間以上悩ませた頭痛が95%以上減っている。暫く境内をうろついてると、熱いラーメンが食べたく成り二人で食堂へ。熱々のついでにラーメンにコショウをタップリ掛け、ついでにビールを(笑)。

多少 大騒ぎになったのが、明くる日から。朝一で普通の大き目のが出た後、暫くすると、下痢便状態でトイレに行きたくなりトイレで出してみると、真っ黒いザクザクのウサギのウンチみたいな便が沢山出ている。そして面白い事に、何故か食前食後にこの真っ黒い便が沢山出るんですね~(笑)。様子を観ていると、直腸からS字状~下降結腸へと、腸壁から何かが剥がれるような痛みが出て、暫くしてトイレに行きたくなり、便を出すと真っ黒い黒くて硬いザクザクの便が出る。さすがに下降結腸の上の方に成ると便の良が減りましたが(笑)。

結局、よく言われるように小さな便カスが腸壁の壁に入り込み,腸の活動を阻害し、消化器系全体の活動を阻害していたと考えられるが、腸内の壁って意外にツルツルとしており、多くの便が溜まる皺ってるように見えないのも事実。兎に角、一日の食前食後には必ずトイレで真っ黒のウンチ出していたと言う話。

それと皆さん、一日何回程 大便トイレに行きますか?一日0回とか一回と言うと論外だか、少なくとも前日食事した回数はトイレに行くのが普通で、それ以下だと便秘と言う説もある。

尾籠な話が続きましたが、健康の為には必要な知識です。