Archive for 7 月 4th, 2019

【近藤鍼灸院の健康新聞】㉕「体調不良」

今年の天気は、異常に異常が重なったようで、元気な人でさえ体調を崩している。
私のように末期ガンをやってると特別と言いたいが、実は42年前に酔っ払い運転の車に自宅前で側面衝突されて酷い鞭打ち症に。
そして30歳の時に、話に夢中で脇見運転していた女に追突された。この時は、私の前に停まっていたタクシーが走り掛けたので、ブレーキから足を外しかけたところへノー・ブレーキの軽四に追突され、押し出された私の車がタクシーに打つかり掛けたのでブレーキを踏み込んだところへ、再び軽四が私の車に追突。

私はハンドルを持ったままフロント・ガラスへ頭を打ち付けましたよ。で、助手席に乗ってた女房共々むち打ち症に。
ただ、私の方が頭をフロント・ガラスにしこたま打ち付けた分だけ症状が酷かったです。事故が起こったのは、土曜日の午後3時過ぎ。酷い症状が出始めたのが月曜日の昼過ぎ。昼食後、書類を届けに行き、そのタクシーで病院へ行ったのだが、書類の預け先で気分が悪く成り、病院へ着いた時はヘロヘロ。結局、首と頭に痛みが走って意識が飛びかけてるから鎮痛剤と吐き気止めを打って貰ったが、夜の8時過ぎ迄まで待合室で吐き通し、結局、入院ベッドが一杯と言われてたのを一人、出て貰って入院。医者からは、「これ以上、鎮痛剤も吐き気止めも限界まで使ってるから、命の保証はできない」と成り、「夜中に我慢できないようだったら、鎮静剤で強制的に眠らせる」と聞いていた。
夜中の何時頃か、「若い衆よ、痛いんか、苦しいんか?」って同室の人達の声掛けで目を覚ました。私の余りの苦しむ声で6人部屋の全員が目を覚まして、何人かが声を掛けてくれたのだ。ナース・コールを押し、看護婦に言って鎮静剤を打って貰う様に言い、暫くして注射は終わり朝まで寝ていたと言う始末。結局、独立して結婚したてだったから、入院はその日一日だけであったのが悔やまれる。そして、この二度のむち打ち症の前に甲状腺減退症で長い間 苦しんでた事と、挙句に末期ガン。

外目には随分と元気そうに見えるが、これだけの怪我と病気があっては身体が持ちません。こう言った話をすると、「怪我や病気をせにゃエエんじゃ」と、他人事だから無責任に言う人が居るが、病気や怪我をしないまま何十年も生きてる人って、どの位の確率で居るだろうね。ましてや、事故は他人様に持って来られた事故。「そんな所に居るから、いけないんじゃ。居なきゃ良いんじゃ」と言う始末。では、この世で、何処にも出ないで、どうやって生活するの。社会生活を送っては駄目と言う事に成る。こう言う発言をする人って、身近に随分と居ますよ。殆どが不可抗力。ガンだってストレス。皆さん、他人事だから無責任な発言が出来るのです。

色々な形で怪我をし病気に成り、病気や怪我をしたって自覚の無いまま過ごしている化け物的な人がいるから、世の中不公平と言える。