Archive for 12 月, 2020

親孝行と死ぬ事と犠牲になる事。

このタイトルじゃ、一体何を言いたいのかは解らない。そこで説明しましょう(笑)。
私が2~3歳頃から、親父に座敷へ呼ばれ正座させられ、説教なのか何なのか解らぬ話を聞かされた。親父にとって、私は大事な近藤家の跡取りだけに精神的に早く大人に成って欲しかった雰囲気があったのは幼心にも解る。でもね、2~3歳って年頃は、40歳も歳の差がある親に甘えたい年頃であり、近所の同学年の子供達と遊びた盛り。
だから親父が如何に素晴らしい事を言ってても、子供心には用事の無い話。逆に「年取ったら自然に身に着くワイ」と反感を持つだけ。その内、言うに事欠いて戦争中の話に成った。
「お父さんは、生き神様であり父親である天皇陛下を守る為、戦争に出かけて後一週間終戦が遅かったら特攻機に乗って出撃し、死んでいた」と、後々の常套句である。
「だからお前達子供は、特に男の子は親を守る為に犠牲に成って親を守らなければ成らない」と成る。「死んで親を守る事が親孝行であり、義務付けられている」。この話、時代錯誤以上に変な話ではあるが、2~3歳の、まだまだ白紙に近い脳みそに植え付けられたのだ。「子供は犠牲になり、死んで親を守るのが親孝行」と言う固定観念が出来ても仕方が無いだろう。[明らかな洗脳]である。だから、「死んで親を守る。親孝行をする」と言う部分が、二十歳位までは色濃く残っていたのも事実で、親父は最後まで「私にあらゆる面で犠牲を強いていた」のです。それこそ人権無視も良い所でしたよ。だが、この話をしても誰も信用してくれません。「お前の思い過ごしじゃ!!」と言って。

私は平均すると、多くの方々が体験した事の無い事を多く経験し見聞きしています。大昔、M清と言う国会議員がいた。テレビの政見放送があったから観ていると、「今度の選挙が終わったら、誰それ君が総理大臣になるのは明白で、彼と私は盟友だから、その節は私も大臣の椅子が貰えるから、当選させて下さい」とやっちゃったもんだから、確か落ちた筈。で政権放送の時の話を知り合いの本屋のオヤジにしたら、「そんな事あるか!!」と散々怒鳴り散らした。

このように、私が観た事・聞いた事・それもテレビの政見放送であった事を伝えても、聞き間違いで、私の事を嘘つき呼ばわり。だから、そんな輩には良い事も悪い事も何も言わなくなりました。すると、「お前は何にも言わないから、知らんのだろう」と無能無知呼ばわりしますよ。バカは困ります(笑)。

親父の話に戻ると、それこそ人権無視・人権侵害を家族に押し付けていたから、逝った瞬間、ホッとする部分もあった。ただ一つ、「女房と子供達が困らないように」と少し多めの金を残してくれたのは助かったが、姉が二人がこれを狙って暴れ、命まで狙われている。困ったもんです。(笑)

こう言う話を聞かせても、多くの人は「穏便に」と言うから、「録音物があるから聞いてください」って言うと、苦笑いしながら嫌がりますよ。

結局、親父は「子供は親の犠牲に成って当たり前!!。命を掛けて犠牲に成って当たり前!!」としたが、子供を持った多くの方親達は、そんな事を言いません。多くの場合「親は子供の為に犠牲に成って子供を守る!!」って言いますよね。中にはネグレクトなど児童虐待と言える行動で幼子の命を奪う親達の行動も、考え方や行動が子供達の命を犠牲にしているように思います。

昔の戦争映画を観ていると、特攻隊や死に行く兵隊さんは「天皇陛下万歳!!」って叫びながら死んでいくシーンが多かったように思うが、[連合艦隊]とか[男たちの大和]に成ると、「死ぬな、生きて帰ってこい!!」って言葉が当たり前に使われており、若い士官がズッと若い兵隊に、「これからは、お前達 若者が日本を救わねば」と、命綱を若者に譲り死んでいったシーンもある。

「終戦直後の日本人男性の平均年齢は幾つだったか?」と言う問いに、「ン~40幾つ」とか「50幾つ」と言う答えが返ったらしいが、私の記憶に間違い無ければ24歳位だったと思う。何故かと言えば「多くの働き盛りの男達は、戦争に取られて死んじゃったから、生き残りの多くが幼子赤子か高齢者・病人・怪我人ばかりだから」。これを考えると、私の父親の考え方は、戦争当時は間違いで無かったと言えるか(笑)。

 

私は朴念仁

私は、病的な朴念仁である(笑)。

令和12月も中盤を過ぎた現在、時期的なモノでJR東海の古いが名物のTVCMのXmas ExpressやCinderella Expressを観ている。YouTubeから撮ったモノ。山下達郎氏の曲だが、何年も経ってるのに古さを感じさせない。名曲である証拠。

この曲がテレビから流れても曲の美しさに気を取られており、歌詞のをほとんど聞いて無かったように思う。ただ端々で聞こえる歌詞に、恋をする女性の心の美しさを表現されているのに、何故か違和感を感じていた。と言うのも、昔から太めの体系の私は、多くの女性や心無いクソガキ男共から人間じゃ無いような言動でボロボロにされていた。特に女性陣と言うより、女性は随分ときつい言動で私を潰しに掛かってると思える内容を吐くんですね。男共も団体で暴力を振るいにくる。だから、私の表情は時によって能面のような表情で黙っていた部分もありました。と言うのも、友人と話をしていて笑っても、言い掛かりをつけて暴力を振るいにきた輩が居るんです。だから、その対策として高校一年の時から空手を習いかけたんです。見事に的中しましたよ(笑)。

こう言った幼い時の経験から、愛の歌なんかで愛とか恋とか色々と表現しても、作り事とバッサリ断じてました。そこには、母親と二人の姉の存在がある。他人の前では余所行きの綺麗な言動で飾っても、家に帰るとそれはそれは口に出して言うのも憚れる事ばかりの言動。そのギャップが不気味で気持ちわるく、女の強かさを観たようで怖い(笑)。

それに、病院勤務をしていた関係で、年頃(笑)に成った私に嫁さんを世話する話が沸き起こる。当然、私を気に入った患者さん達が結婚の世話をしようとする。「先生、嫁さん居るん?」「彼女、居るん?」「婚約者、居るん?」と賑やかだった。「居ない」と言うと「釣書き用意して」という。しかし、誰も用意した釣書きを寄こせと言わない。「ヤッパリな~」と思いながら切り出すと、「太いと言ったら、みな嫌ジャ言うた」と言う話。ボディ・ビルダーを見ても肥満体と言う女が沢山居るんですね。

10個程そんな話があってからキレまして、数を数えたらトータルで80幾つ。その内、見合いに進んだのが10個程。それも全部が太いと言う断り。ただ一つ、私から断ったのが1つだけ。理由は釣書きに入っていた写真を見て「頭が悪い」って断った。普通、女性の場合、服のコーディネートって素晴らしいモノを持ってるのに、結婚適齢期なのに中学生位の女性の服装だったから。この辺りで、頭の良し悪しを判断されるとは思わなかっただろう。

そんなこんなで、恋愛には一切縁が無かったし、結婚問題に関して私が鍼灸師である事が罪であるような言動を取る女性が多く、非常に傷付けられる事が多かった。殆どが社会的地位と見た目の悪さで結婚問題が潰れていったんですね。だから、歌の文句で幾ら綺麗事言ったって、「アホクサ~!!馬鹿じゃないんか!!もっと現実を正しく見ろよ!!」と心底思ってましたね。

そんな私に人生最大のモテ期が来たんですね(笑)。まず一つ、相思相愛的に気に入ったが飛んだ邪魔が入って潰れた。そして二つ目、やはり結婚に縁が薄かった従妹と結婚しようかと。そして三つ目、同時期に二つ話が来てたので話の早かった方に会い付き合いだした。それが今の嫁さん。もう片方は、本人も家族も一押しだったらしいが困りました。

ただ結婚後、女性の心の在り方に不信感を拭い切れなかった私は、さぞ酷かったと思う。ただ病気をして入院した時、妻は仕事から帰って食事を済ませると、ネットで夜中の2時3時まで代替医療を探し、見付かったのを早速試してみると私にはズバリ適合!!愛情の賜物と思ったですよ。そして退院しても、私の為に色々と努力を惜しまなかったですね。

手術したのが8月。9月に入って直ぐ退院したが1年と余命宣告を受けていた。娘が九州の大学に居たから、地方祭期間を利用し様子見を兼ねて福岡へ。妻は木曜日午後に出発。息子は金曜日が普通通りの授業で土曜日が半ドン。結局、土曜日は出席日数の加減での出席だから休ませ、二人で金曜日の夜に松山観光港から出発。途中、スペース・ワールドへ行きたいと言ってたから3時間ほど遊んだのは良いが、駅へ行くと人身事故があって電車が止まっている。それも福岡方面で事故ってるから迷惑だ。それでも1時間少々で電車が走りだした。

そこへ女房から電話が掛かった。走行中の電車内ははご法度扱いだけに、「いま電車内だぞ」「解ってる」と言ってる間、周囲からの視線の矢が我が身に刺さる(笑)。この時点で、我が家で携帯電話を持ってるのは私と大学へ行った娘のみ。だから待ち合わせ場所っても時間がズタズタに成ってるし、私の身を案じてるの解るから、「スペース・ワールド駅を出たのが●●時頃だったから、緑の窓口へ行って●●時のワールド駅発の準急は何時頃に成るか聞いた方が早い。だって、九州へ今朝上陸したばかりだから何も解らん」。此処で、ようやく刺さっていた視線の矢が減りだしました(笑)。失礼な車内通話をしてる相手が遠くから来て、電車の事故で何もかもガタガタに成ってるのを心配した家族からだと解って、まだ邪魔をする者は居なかったようで(笑)。

そして福岡駅に到着し、言われていた中央改札口に向かってると、大きな柱の傍で妻が手を振っている。顔を見ると、今にも泣き出しそうな顔をしている。この時は、さすがに息子の心配より私を優先したようだ。だって、大手術をして僅か2か月半、新居浜から九州へ入り、時間待ちを兼ねて息子に朝食を食べさせ、息子のたっての願いでスペース・ワールドで暫しの楽しみをさせ、事故で電車が遅れたのだ。顔を見ると、埃で変に薄黒く成っていたようだが、特別 体の異常は無いとみたようだ。

この時、初めて歌の文句・歌詞に書き込まれていた愛とか恋とかをウッスラと体感したように思う。それ迄、虐め抜かれて傷着いた事しか考えられて無かった事を恥じる一瞬でもあった。考えてみると、結婚し子供が生まれてから女性にモテだしたような気がする(笑)。きっと思い過ごしだろう(笑)。それも、女房が辛い思いをして私を良い男にしたのかも知れない。

余禄を一つ。地元の住民は良い病院と言うが、他の医療施設の職員から悪い噂しか聞こえなかった。だから私が色々と話すと、「ヤッパリ、あの噂は本当なんだ」言う言葉。なのに、勤めていが検査技師に「お前なんか嫁さん来るか!!」とか物療の男にが「結婚できんぞ」とか言われ、とどのつまりは結婚式の時に読んだサザエサンのフグタさん状態の星加晃が、もと勤めていた病院医師と言う事で呼んでやってたのに、終宴直前に私達の所に来て、女房に言いました。「あんた、何でこんな男と一緒に成ったん」って。このような人格しか持ってない人間が医者だってネ~。医者として大した腕も無いから年寄り病院に鞍替えしちゃってサ~(笑)。

 

【近藤鍼灸院の健康新聞】㊹「<失楽園>に思う性の問題」

「失楽園」とは、映画化もされた渡辺淳一氏が書いた大人の純愛小説である。動画は何種類か作られてるようで、何方がどうであったか主役の男性が役所広司氏と古谷一行氏がやっており、女性は川島なお美氏。渡辺純一氏の小説だっただけに、映画化されると成った時は誰がヒロインに成るか、どんなラブシーンが出るか?大騒ぎであり、純文学的な小説が愛の小説を書かせると天下一品と誉のたかい渡辺氏だっただけに、撮影が進むと皆さん随分と首を長くしておられたようだ(笑)。

そして映画は完成し、映画館は観客で一杯だったとか(笑)。私?、映画好きの私でも観に行く気には成れなかった。原作は素晴らしかっても前評判で濡れ場が官能的とも言われてただけに、「人様の情事を観に行くのもな~」と思っていたし、昔、ブルー・フィルム(エロ映画)の話をしていた20歳の若者に、「あれは観るモノじゃ無くやるモノ!!」と言って泣かせてしまったし、傍で私の発言を聞いた奴が「名言!!」と驚いた程。今回、YouTubeから取っていた失楽園の濡れ場のショート・バージョンを見て、「行かなくて良かった」と思った程なんです(笑)。

確かに、モーレツなセックス・シーンを強調して見せるだけのエロ映画と違って、成る程、官能的な綺麗な映像ではあったが、やはり綺麗事を言ってもエロシーンはエロシーン。と言っても貶している訳じゃな。好みの問題(笑)。映画を見た世の男性方の多くは「あんな恋愛をしたかった!!」とほざいていたらしいが、多くの女性は「面相臭い。疲れるだけ」と言う感想が多かったようだが(笑)。

失楽園の主役の設定年齢は男50歳・女38歳だったようだが、男50歳と言えば心身共に下降線を辿り始める頃。女38歳と言えば更年期障害の前兆が見え始める頃だが、まだまだ性的な部分では成長盛り(笑)。多くの女性は40~50歳代頃から「アレは疲れる」とか「やり方を忘れた」(笑)と言う話をするケースが多いが、若い時と同じく体力勝負のSexしか知らないからなんですね。Sexに限らず、「何事も歳なりに」って言葉があります(笑)。

こう言う性的な話をすると、私の事を[エロ親父][変態]扱いする輩が出てきます。多くの場合、医学的裏付け&根拠を元に話してでもなんです。例えは前立腺ガン。これなんかは多くの場合、高齢者のガンみたいなところがある。詳細は別項目に書くとして、【ある程度の年齢を過ぎると、夫婦生活が疎遠になる。当然、精液を抜かなくなる。精液は出さないと溜まっていく。ただ古く成ったら吸収されるのだが、吸収されずに随分古くなった精液が悪戯をし、前立腺ガンを引き起こす切っ掛けをつくる。これで30%程の確率が増える】と、オーストリアだったかな、医学者が随分と大昔(60年位前?)に発表してるのです。

それを、私が医学的根拠を元に説明しただけで、それはそれは嫌らしい顔で怒り出す輩も言います。「貴方ね、私が嫌がらせ的に冗談を言ってると思ってるの?」「はい!!」「私が医学的な話をする時は、医学的根拠を元に話してるの。貴方は素人だから知らないからと、私の説明を嫌がらせと取る方が可笑しい!!」と言って、先程の話をした上で、「私の説明を嘘だ冗談だ屁理屈だと言うなら、その根拠を言ってみて!!」と言っても回答は無いです。

動物のSexは簡単に言えば種族保存用(笑)。時期が来るとオスは求愛行動を取り、メスは気に要らなけらば他のオスの求愛行動を受けてみる。この辺り、人間にも見受けられる。女性は出産と言う命を懸けた一大事業があるから、本能的に「この男と一緒に成って子作りをした場合、私や産まれてくる子供の生命・健康は大丈夫だろうか?」と観察しちゃってるんです。仮に遺伝子など体質などが不適合だったりすると、流産や死産を繰り返す事となるケースが多いようだ。当院にも「何処も問題無いのに妊娠しない」とか「流産を繰り返す」「二人目以降が出来ない」で受診する患者さんが居る。この場合、女性が相手を選ぶ時に相手が体質的に合わなくても色々な面で選んでるケースが多いのではないだろうか。よく言われる言葉に、「人間は頭でSexする」って。それだけ本能が訴えてる事を潰して頭だけで判断して失敗しているように思います。

だから女性の方が相手の男性を好きに成り、力付くで結婚し子作りした場合、其々の配偶者に愛人が出来たとかが無い限り比較的。平和な家庭が作られているようだ。

子作りも、病気で出来ない場合も結構あるようだが、西洋医学で「妊娠は不可能」と言われた女性が当院で不妊治療を受け生理が戻り妊娠して出産までしたと言う話。患者配偶者の一家が全員看護師だったから、チョッとした大騒ぎ(笑)。西洋医学、医師の多くは鍼灸を代替医療と考えているようだが、法律で認められてるにも拘わらず[医師の同意書が要るケース]の場合、医師は「あんなモン、効きや川せん!!」と感情的に否定します。自分達の輸入を守る為に。

昔、癌センターに勤務していた医師は、長年の診療の中で鍼灸や代替医療が効果がある事を理解した。だが立場上、軽々しく認められない。で言った言葉が、「私は大学での医学教育の中で代替医療を習って無いから、知らないし解りません。なのに最近の若い医師は、何でもかんでも<感情的にあんなモン効きやせん!!>と怒鳴り散らすが、そう言う感情的にモノを言う輩の言葉は信じてはいけない」といいました。それも講演会の壇上で言ったのです。思わず心の中で大喝采ですよ(笑)。

このように、若い無理解な医師達が、自分達は習って無いものは嘘偽りと決めつけ目を背けるから、何時まで経ってもエビデンスなんて確率できないんですよ。その昔、漢方薬を偽薬位にしか考えていた連中が、研究の結果 西洋薬に匹敵する薬理効果が見付かったモノもあって、漢方薬ブームが起こったのも記憶に新しいでしょう。風邪薬として葛根湯。毒薬で有名なトリカブトなんかは、心臓薬として、またインポの薬としても使われている。

失楽園の話から、飛んでも無い話に飛びましたが、<愛情~子作り~健康に生きる~子孫繁栄>まで、何処か共通点があるんです。そう[性]の問題。こじつけかも知れないが、生命の根源を辿って行くと、答は<性>に繋がると思います。

 

令和2年11月26日の木曜日の恐怖?

夜7時、三食分の飯(夜朝昼)を買いに、近所のスーパーへ。駐車場に車を停め店内に。歳を取るとトイレが近い。店内に入ると、トイレが別通路に成ってるので入って用を足し、店内へ行く通路を見ると私より若い女性が身繕いしながらホールへ向かった。そのままホールへ入り売り場へ行ってくれたら良いのだが、まだ身繕いしながら足が止まり背伸びを始めた。それでも直ぐ歩き始めるだろうと待ってが動かない。10秒ほどして小さな声で「済みません。通らせて下さい」って言うと、気が付いて無かった格好で慌てて振り返った途端、私の顔を見て「ギャ~~~!!」と、断末魔の声を上げ、私の傍を通り抜け今来た通路を後戻りして傍の柱にしがみ付いた。「なんと失礼な!!」とチラッと振り返ると、まだ柱にしがみ付いたまま私の顔を恐怖の眼差しで見ている。「馬鹿が!!失礼にも程がある!!」と言って買い物を済ませた。

この日は障碍者の世話をする日で福祉センターへ行き、終わってからリーダー格の友人と24H営業の大型スーパーへ行った。買い足りない物を買いレジで会計を済ませ、再びトイレへ行った。しばらくすると誰かが入って来て、徐に凄い勢いで手を洗い掛けた。私も用が済んだから手を洗いたいが、体格の良い彼が勢いよく手を洗ってる。トイレも終わってたから慌てる事も無く、彼が手を洗い終えるまで左の扉に腰を当て、右手でドアを押して待っていた。ようやく手も洗い終えた彼が顔を上げた瞬間、鏡に映っている私の顔を見た瞬間に目が会った。その途端、「ギャ~~~!!」と悲鳴を上げた。しかし、さすが男だ。「ア~ッ、ビックリした。誰も居ないと思ってたのに・・・済みません」「いいのいいの。私も声を掛けたらよかったんだけど。実は今日、トイレで私の顔見てその恐怖で叫んだのは、貴方で二人目。もう一人はオバちゃんだったけど」って笑ってると、「済みません、僕は少々チキンなもんで」って恐縮して出て行った。

そして障碍者の友人と合流し、彼は煙草を買う為にサービス・カウンターへ。その時にトイレで二度も私の顔を見て叫ばれた話をすると、「僕はもう慣れました」と言う。これでこの日は三度目。その話をカウンターの女店員さんに言うと、「皆さん、慣らしてあげて下さい」だと。ヤッパリ、私の顔は怖い?