Archive for 3 月 2nd, 2021

年寄りの昔話。

高校に入って何を血迷ったかブラス・バンドに入部した。何事も3か月程は上達しない。おまけに、慣れた連中は「何をトロ臭い!!」と言った目で見る上に、「まだ出来ないんか!!」と言う輩も居て、長続きしなかった。それも高校に入ってからは減ったが、小学校の5年生位から酷くなり中学の1年生頃が最悪で、担任の女教師に特殊学級に放り込まれるところであった。明らかに、住友系の企業城下町サラリーマン社会の新居浜故に、数少ない自営業の息子だったから、やはり地位と名誉と財産が絡む妬みから敵対意識を持たれたのである。だから、何かにつけて仲間外れにされてました。それが、今だに続いているから何を言わんかである(笑)。

でもね、そんな中にも庇ってくれる友人達も居たが、虐ねる側が圧倒的に多かったから、巻き添えを恐れて離れていったのです。その時の質の悪い連中の行動で{他人ってこんなモノ]と人間不信と成ったのは確かで、何事も苛めで仲間外れに成っても一人で黙々とする事をしておいて、後は黙って他の人間とは交わる事はしなかった。それも10位の時からですよ。酷くなったのは11歳から13歳位の時が、人生最初の地獄をもました。

鍼灸の資格を取って就職した岩崎病院でも同じで、私より後から入ってきた性格の良い看護師も、中卒の襤褸看護師集団に組み込まれて私の敵に!! 若しくは直ぐ辞めるとか!!

薄々解っては居たが、当方に来ている患者さんが「ワシの知り合いが岩崎病院に行ってて、話を聞いたら<此処の看護師、中卒ばっかりじゃないか!!>と驚いてた」と言う。私が当地で開業しても、来た患者さん達から病院の悪い評判を聞かされる事も多かったし、病院が何か行事する時は、「私の仕事を放ってでも病院の行事をだた働きで手伝いに来い!!」と理不尽な事を言いに来たり。マア理不尽な扱いは慣れては成らないが、やたら多いのには反吐が出そうです。

母親が黄泉の国に旅立って1か月が過ぎたが、良い思い出は一つも思い出さない。何時もギャーギャーと怒鳴り散らして怒ってばかり居たから、私は母親に[マントヒヒ]って綽名を付けていた。中一の夏休みの或る日、半分徹夜状態で何かをしてたから朝の7時か8時に床に着いた。ところが、どこかで男女の怒鳴り合いが聞こえる。目を覚ますと、昼食を食べてる父親に、凄い剣幕で子近所さんに聞こえる大声で怒鳴っていたのです。

そこで我が愚姉二人の話。家族の為に汗水垂らして仕事している父親が休息を兼ねて食事をしているのに、母親が大声で叱責する。内容は忘れたが常にその状態が続いていたから、愚姉達は父母の何方に就いて味方した方が自分にプラスとなるか、計算したら母親の味方をした方が得!!と成ったようです。だから次女はこの辺り巧いもんですよ。これを毒家族って言うんです。この何かがあったらキレまくり、ギャーギャーと怒鳴り散らすのは、母方の祖母ちゃんがそうだったから。だから長女だった我が母がソックリそのまま。

随分前から・・・10年以上経つか、「自己愛性人格障害」って精神病の話にこっている。最近「結局、自分のことしか考えない人たち~自己愛人間への対応術」と言う本を買ってみた。税込みで935円だから、高くはない。

買ってきてパラパラと捲って読んでみると、理解は出来てるが言葉として表現しにくかった部分が素晴らしい文言で表現されている。ただ部分、哲学的な表現になってる所があるの理解するのに時間の掛かる部分もある。だから何度か読み返しをしている。

私が何故、自己愛性人格障害の事を熱心に勉強を始めたか。10数年前と言うより20年近く前になるか、某障碍者グループとの付き合いが始まった。詳細は省くとして、リーダー格の一人がHPの制作会社を立ち上げており、私としりあった時は会社は友人に譲り、個人客相手の仕事をしていた。そして後の二人はPCの勉強を教わっていた。ただ、この二人、社会的にも個人的にも随分と問題児だった。その一人、Yと言う酷い嫌われ者が居たのだが驚いた事に、奴の嫌われている部分が若い時の私とソックリどころか瓜二つ!!(笑) Yの顔を見ていると、「昔の自分って、こんなに酷い人格障害があったのか!!」と、余りの恥ずかしさで赤面していくのが解る程だった。これらが10数年前。そうすると、徐々に周囲の対応も変わりだし、気分も楽になり始めた。だが、何十年も人格障害を持ちながらの生活だった故に、おいそれと治る訳でも無く時々失敗しますね(笑)。

そして医師の診断は受けて無いが、私は発達障害と言う病気も持っていると話してる内に、昨年、Yは松山の病院に行って検査を受けると「発達障害を持ってる」と診断され、改善方法の指導を受け努力しており、以前と比べると随分と人間らしくなってます(笑)。

これらの話のような[精神障害]系の話に限らず、自分の悪い所を改善するのは[気付き]と[それをどうするかを決めるのは自分]です。よく勉強しましょう。でもね、自己愛性人格障害の場合、決して自分のマイナスは認めません。多くの場合、悪い事は人の責任にして、自分の心の安息をしますから。紙幅の関係もありますります。上記の本を買って(笑)、勉強してみて下さい。

そうそう。1月11日に逝った母親の49日(納骨式)は2月28日に無事終えました。今頃、笠と草鞋を身に付けた旅支度で、どの辺りを歩いている事やら。閻魔様の逆鱗に触れなきゃ良いが(3月2日 記)