【近藤鍼灸院の健康新聞】④「タダより高いモノは無い」】

よく居るんですけど、私が鍼灸師だと解ると「サービスで灸点を付けて貰えんだろうか?」と言われる事がある。今でこそ少なくなったものの、売り出し中には我も我もと言う方々の何と多かった事。
そう言う方々の口上は、「患者さんを紹介するから」の類の言葉。俗に言うタカリ。色々と裏話をすると、何百頁もの紙幅が必要になる位ですよ(笑)。
本当に自分の病気や症状に真面目に向き合うと、「タダでやって‼」「サービスで‼」とかは言えない筈。タダで遣らされるなら、効かないツボに灸を据えたり鍼を刺したりしますよ。それに、そう言うタダ取りする方々は、アチコチでやってるから心ある方々は相手にしない。

今治の人々は、「今治の人は金に渋いが、値打が解ると金を出す」と言われているのだが、新居浜辺りは値打が解っても金を出さず、タダ取りをしようとする。言い換えたら、「タダなら、ゴミでも貰って帰る」タイプ。酷い時には、本当は金を出してでも欲しいのだが、相手が捨てるのを待って取りに行くタイプ。あまりエゲツ無いから、捨てる時には二度と使い物に成らないようにして捨てる事にしている。

ただし、リサイクル運動なんかで着なくなった衣服辺りやウエスにする使い古しのタオルなんかは洗濯して、市の指定した集積場へもって行く事にしている。

極端な話のように聞こえるだろうが、相手の持ち物を金を出しても欲しいのに、何となく捨てるのが解った場合なんぞ、金を出さなくて良いように捨てるのを待って拾うってのが嫌い。中には欲しい人には捨ててから上げる人もいるから・・・。

 

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