出た~!!「お化け屋敷」の話

8月29日(日)。総合科学博物館のボラ・ナビをお休みし、所用で南予へ行ってきた。ついで寄りで県立歴史博物館へ行った。今流行の「ゲゲゲの鬼太郎」展や「妖怪道五十三次」展、県立博物館にしては珍しく「おばけ屋敷」もやっていた。

入場料は大人共通券が800円。私の場合、新居浜の県立博物館でボラ・ナビをしてる関係で「い~よポイント」って地域通貨を貰ってるから、女房・息子の分と合わせて2400円分のポイントで入場。博物館内は一度入場し出ても、何度でも再入場が出来る。ゆえに、家族と逸れた私は一人で一回り。勿論、お化け屋敷へも初回は一人で入った。

お化け屋敷へはグループ毎に1~2分おきに入場させるのだが、私は一人。「怖く無かったか」って? 勿論、自分の顔を観付けている関係で怖くは無い(笑)。それどころかセンサーで動く鳴り物や昔ながらのビックリ箱系は、何処にどんな仕掛けをしてるかの方に気を取られ、前のグループより随分と遅れてしまった。「ヤバイかな~」ってペースを上げて歩きだすと、仕切りの格好から角を曲がると「絶対に誰かが居る」って雰囲気の場所があった。隠れるように壁の柱からソッと向う側を覗くと幽霊姿の男性職員が、はやり似た格好で此方を伺っている。思わず身を引いた私だが再びソッと覗くと、幽霊姿の職員さんも此方を伺いながら何度も出たり引っ込んだり。余りノンビリしていては、後続のグループに迷惑が掛かる。後手に手を組んだまま幽霊サンの側に行くと声を掛けた。「お兄サンや、人が来るのが遅いからって覗いたりするもんだから、見つかってしまい脅かす事ができなんだろ~?」 幽霊サン、私の言葉に頭を掻き掻きヘコヘコと挨拶をし始めたので、「頑張ってや~」って肩を叩きながら言い残し、その場を離れた。次に、三つ角的な場所へ出たので、どちらへ進むのか確認していると、右手の物陰から大きな頭をした一つ目小僧が駆け寄ってきた。動きから察すると、どう見ても20歳台前半の若い女性。私の側に駆け寄ると、ピョコンと立ち止まった。暫くジッと見詰め「あなた、女性?」って聞くと、「ウンウン」と頷く。「フ~ン」って言いながら、被り物の一つ目小僧の頭を触りながら、「此れ、材質は何だろう?」って聞いたが答える筈は無い。「まあ、良いか。ジャ、お姉さん握手」って、勝手に握手をしてその場を離れながら振り向くと、一つ目小僧さん、随分と項垂れてました。可愛そうに(爆)。

出口にを一度出て、逸れた家族と12分後に再入場。家族を先に入れて後から付いて行くと、工学部学生の息子も私と同じ反応でセンサーを探したりしている。やはり親子か(笑)。やがて幽霊サンの所まで行ったのだが、誰も出てこない。「おかしいナ~」と思いながら声を掛け幽霊サンが隠れている所を覗くと、誰も居ない。「居らんわ」って言うと、息子が「オヤジの足元に誰か居るぞ」って言うから下を見ると、正座状態でうつ伏せに成っている。声を掛けても無視している。仕方ないので歩き始めると、後のグループが通り掛かった瞬間、幽霊サンは「リングの貞子状態」で這い蹲ったまま子供の後を追いだした。その姿を見た子供は、慌てて走って逃げちゃいましたけどね(笑)。しかし、幽霊役が拗ねた挙げ句に、リング貞子に変身して這い蹲った状態で大騒ぎしてるのを見たのは初めて。ポケモンじゃあるまいしネ~(爆)。

で、次の一つ目小僧の所に行くと、女房と息子はサッサと左へ曲がって出口へ向かおうとしたので声を掛けた。「チョッと待て、反対側から一つ目小僧が出てくるぞ」。私のその言葉につられて一つ目小僧が出てきたが、その姿を見た女房が「キャ~!!」では無く「アラ~、可愛い~!!」とやったもんだから、小僧サン役の娘さんは、可愛そうにガックリと項垂れてしまった⁽爆⁾。それを見た我々家族は、肩を叩き頭を撫で声を掛けて励ましながら、再び握手をして出てしまった(爆)。

丁度この頃、2つ後ろのグループの男の子が余程怖かったのとビックリしたのか、泣きながら「バカヤロ~!! 止めヤ~!!」って泣き叫んでいる。我々親子と次の親子が知らぬ間に7人グループに成ってて、お互い顔を見合わせながら笑っていたのだが、お化け屋敷から出た所で泣いてる男の子のリアクションを見てみた。余程、怖かったのと泣いた自分に腹が立ったのか、父親に抱きついてなお大泣きしてました。

このように、私は顔が怖い割に、怖いもの見たさでお化け屋敷の類に入るのが大好きです(爆)。大学生の息子が3歳位の時、花畠華宵の原画を展示してる「足立の庄」って博物館系建物が建ってる敷地の一角でお化け屋敷がありました。女房・娘は入らないと言うが、お化け屋敷が何であるか知らない息子はどうしても入ると言う。仕方なく切符を買い入っていくと、敷かれた透明のアクリル板の下に、ゾンビの人形が置かれている。その先の角でアクリル板から降りると、男性が此方に背を向け、キョロキョロと探し物をしている。暫く様子を見ていたが、声を掛けた。「済みませ~ん。小さい子を連れてるので、先に行かせてください」って。その声に男性がクルっと振り返って目が会った。と言うより、その顔はノッペラボ~。故に目が無いから目が会うと言っても、まず不可能!!

「ウヮ!! ビックリした~!!」。不覚にも、ビックラこいた声が出てしまった!!(爆)

比較的と言うより、驚いても声を挙げる事は皆無だった筈が、不覚にも幼子に気を取られて油断していたのと、ノッペラボー役の朴訥とした演技が正に功を奏して、私に驚きの声を挙げさせた訳だ。悔しいが、後にも先にも声をあげたのはこの時だけ。

もう直ぐ26歳に成る娘が2歳頃、松山・大街道の空きビル二階でお化け屋敷をしていた。例の如く、女房に入ろうと言ったが駄目。で、一人で入場。300円の入場料を払い、ドアの真ん中に縦にガラス窓が入ったエレベーターで二階へ上がっていると、ガラス窓の隙間から二階出口付近にゾンビ役の若者が隠れて居るのが見えた。エレベーターが二階で停まり、ドアがス~ッと開いた。壁際足元に座って隠れていた若者が開きかけのドアに向かって「ウォ~!!」って襲い掛かる格好で寄ってきたが、全てお見通し(笑)。私は驚きもせず全くの無反応。お互い、その格好のまま恐らく2~3秒だったろう。私の反応に、ゾンビ役の若者はクルッと振り返ると頭を掻き掻き控え室へ戻ろうとしたので、後ろから肩を叩き「兄チャン頑張りや~」と声を掛けると、2~3度、軽く頷いて何処かへ行ってしまった(爆)。

このように怖いモノ見たさでドキドキしながら「お化け屋敷」へ入るのだが、何故か「お化け役の方々」を落ち込ませてしまってます(爆)。やはり顔が怖いだけじゃなく、性格の方はモット怖いのだろうか(爆)。

 

6 Comments

  1. こんにちは、暫らく姿をみせない(姿見たことありませんけど(爆))と思ったら、お化けをいじめていたんですね。しかも家族で(笑)

    http://www.fujiq.jp/attraction/special/senritsu/
    は異様に恐ろしいとのこと、一度お試しあれ!

  2. 今晩は!

    楽しいお化け屋敷の記録、時々吹き出しながら拝見しました♪
    チョット久しぶりに行ってみたいな~なんて気もしました!(^^)!
    ボランティアナビさんもやってらっしゃるんですか~!
    時々お世話になりますが、教えていただくことが多くていいですね♪

    今年のような猛暑は、博物館とかでゆっくりするのが正しい休日の使い方かも(笑)
    それにお化け屋敷までもれなくついているなんて最高ですね♪

  3. 康洋さんをびっくりさせられるお化け屋敷って、
    日本中にはないかもしれませんね!(笑)
    楽しんでいらっしゃるようで。
    おばけ役のかたのとっても、
    忘れられないお客さんなのでは!(^^)

  4. こんばんわ。

     顔が怖い悪戯オヤジなもんで、仕事や空手やボラ・ナビや
    ・・・何をしても楽しみながら遣らせて貰ってます。
     私がボラ・ナビしてる新居浜の総合科学博物館は有名な建築家・黒田氏が設計し、
    今のところ世界一でギネス・ブックに載ってる直径30mのプラネタリウムもあります。
    今のところって言うのは、もう直ぐ名古屋に直径33mのプラネタリウムが完成予定。
     4階迄の高さのあるガラス張り三角錐ホールには下り専用スロープがあり、
    スポット冷房を流してますが余りにも広過ぎて、
    熱過ぎる熱気と冷気がムラムラと複雑な流れをして気持ち悪いですよ。

  5. コンバンワ。
     お互い姿を見た事が無い割に、楽しい会話が進んでます(笑)。
     お化け屋敷・・・一度目に入った時は確かに幽霊サンも一つ目小僧サンも、
    私の顔を見て多少・・・怖がってイジケタ部分もあった(爆)ようですが、
     二度目に家族と入った時は、
    三人でイジケた彼らを一生懸命?で励ましたつもりが余計に落ち込ましたようで、
    結果が・・・此れを世間様ではイジメと言うようです(爆)。
     水木しげるサンに叱られるだろうか(笑)。

     それにしても、Naruさんのコメントが一番早かったのに別枠で入っており、
    システムの関係か気が付いたのが先程。ヒョットして、家族でイジメたお化けの祟りかも(爆)。

     最後に成りましたが、これを送信したら早速、拝見させて戴きます。ありがとう御座います。
    コメント頂いたうら若き女性お二人も観せて戴いては如何でしょう(爆)。

  6. Naruさん。
     確かにNaruさんのコメントに返信した筈が、
    一番最後にコメントと返信が泣き別れしてます(大汗)。
     やはり、イジメたお化けが随分と祟ってるようです(爆)。

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