一日、二千円の旅。

タイトルが、ビックリ魂消た?でしょうか。最近、本前の鍼灸や病気治療の話が出てこない事に、少々、後ろめたさを感じている(笑)が、少々、面白い独り旅をしてきました。本当は、余りのバカバカしさに誰も付き合ってくれなかった(爆)。

9月19日(日)、所用もあり鍼灸学校時代を過ごした高松へ行く事に成ったのだが、割安のS切符(往復切符)を買っても7千円近くする。色々と調べていると、「四国内・日曜祝祭日限定・普通電車一日乗り放題。大人2,000円。小人1000円」ってチラシが目に付いた。但書があって、「出発日の1ヶ月前から前日迄に要購買」と「多度津~児島(岡山県)」まで利用可能。

早速、持ってた小型時刻表で調べると、早朝の3便が2時間チョイの時間で新居浜~高松間を走る上り鈍行電車がある。下り便も2時間そこそこで走る便が数便ある。共に、通勤・通学時間帯が主。と成ると、日中が全て使える事になる。で、早速決行。

ただ、都会地に住んでる方々から言わせると、103㎞ソコソコを2時間以上も掛かるって信じられないだろうが、四国内の多くの線路が単線だから仕方の無い話。特急電車でも1時間半は掛かるから、各駅停車の電車が2時間20分程度の時間で走ると成ると、大昔のディーゼル急行列車と同じ時間で走るから、四国の住民からすると驚異的(爆)。

当日、朝一の05:51発の電車に乗る予定が、前日土曜日の仕事が終わったのが21:00。最後の旅支度(笑)を済ませて寝たのが当日03:00近く。駅まで歩きだから、少なくても04:30には起床しないと無理で、結局は寝過ごし(笑)。目が醒めたのが05:20。間に合わない事は無いが、辛いモノがある。結局。一便送らせ、06:25の便に乗車。

いわゆる鈍行って呼ばれている普通電車には、何故かトイレが無い。短距離しか乗らない通勤通学客には不必要と思われているのだろうが、たまには私のような変態モトイ変な客が居るのだが。それでも主要駅では5分とか10分の停車時間があるから、上手く調整すればトイレ問題は解決するし、男の小便に限って言わせて貰えれば使い捨ての簡易トイレがあるから(笑)。

高松駅に到着後、車内で白人系の幼子と仲良く成っていたので、降りる時に母娘が素晴らしい笑顔で「バイバイ」って手を振ってくれた。変なオヤジでも、リュック姿だから旅人と思われてたからでしょう。独り旅の良いところですね(笑)。

電車を降りた駅構内は、線路自体の変更が無かったから、基本的なレイアウトが変わっていない。噂で聞いてた宇高連絡船内で食べられた讃岐饂飩と同じ味の饂飩が食べられるって言う立ち食い店に入り食べてみたが、季節柄、少々塩辛かった。

改札口から出ると駅前広場はスッカリ様相を代えているが、宇高連絡線の頃は四国の玄関口として発展した街だけに、観光用巨大ターミナル・ステーションとしての様相を整えており、小豆島や宇野港行きの国道フェリー乗り場など、駅と港の調和が取れた綺麗な場所に成ってました。

駅前には玉藻公園となった高松城跡(海城で今治城もです)があり、36年振りに入ってた。でも、昔ながらの風景じゃ無く観光用に整備され過ぎており、少々辛いものがありましたが、普段は立入り禁止の建物で接待が行われており、高松名物の「灸まん」って饅頭と冷たい飲み物が出された。たまたま私に付いてくれたボランティアの可愛い娘さん(本音?スケベオヤジ?爆)が、我が愚娘より一つ上。なかなかのシッカリ者で、私が新居浜から来てて、娘さんと同じく新居浜の博物館でボラ・ナビをしてる話をすると、「エッ、本当ですか?3年程前に行きましたヨ!!」って言う。細かい話を聞いてみると、本当に日曜日に来てたみたい。「じゃあ、会ったかも知れないね」って言葉に、二人で大笑いしてた程だから、随分と楽しい一時を過ごさせて貰ったです。でもね~こんな話を書くと~、単なるスケベ・オヤジみたいだなって思います(爆)。

玉藻城を後にし、鍼灸学校時代にマーキングで歩いた百貨店や何本かのアーケード街を歩き、琴電の駅としては大きい瓦町駅に行った。此処には岡山の百貨店が出来ている。10数年前に来た時は、薄っぺらい7階建ての建物だと思ってたが、3階迄が駅ビルに改装され、それはそれは田舎町にしては立派なビルに変貌してました。

寝不足と疲れで帰る事にし、高松駅へ向かう事にした。帰りは違うアーケード街を通ったのだが昔のイメージは払拭されており、少々寂しい思いで歩いていると、ウォークマン越しに生のブラス演奏が聞こえる。ヘッド・フォンを外し音の方向を探すと、ビルとビルと繋ぐ通路付近のオープン形式に成ったテラスの一画から音がする。慌てて酔った足でエスカレーターを駆け上がると、トランペット×2&ホルン×1&テナーバス・トロンボーン×1&チューバ×1の金管バンドと言うより、さぬき交響楽団の面々がクラッシック音楽を普及させる為、時間を区切り数箇所の街角でミニ演奏会を開いてたのです。この辺り、さすが辺地四国とは言え人口こそ愛媛・松山より人口の少ない讃岐・高松。口で偉そうに言うだけで実行が伴わない愛媛人とは違うナ~って思います。

高校時代から大学までの2年間、ブラスバンドでチューバとE♭バスを吹いてた私ゆえ、思わずチューバを分捕って「吹いたろか~!!」若しくは予備で置いてた「ユーフォニュームを吹いたろか!!」って思ったがソコはそれ、長い間、楽器から離れ老齢故の体力の無さで悲しいかな、涙と共に薄めたブランディーを呑みながら大人しく聞いてました。ただし、コンパクトデジカメを持って行ってたから、動画を撮ってきました。この辺り、hru-155様、風竿様、アナログ(フィルム)と違って、凄いの一言の優れものです。

演奏も終り、高松駅へ行き、15:15発の普通電車に乗り込み一路・新居浜へと言いながら、本日、愛妻は今治の実家に行ってる。連絡を取ると、今治へ来いと言う。運賃は、当然一日2千円で乗り放題だから一路・今治へ。ただ、今治近辺で人身事故があり、トータルで20分程の遅れで今治駅へ。

5分ほど待って愛妻が迎えに来て、そのまま実家の御両親が食事に行ってる和風レストランに行き、この日、初めて食事らしい食事を戴いて我が家のある辺地・新居浜へ。特別何も無いと言うより、所用の話は削除した楽しい独り旅の一日でした。

 

4 Comments

  1. こんにちは、いいですね独り旅。しかも2千円(笑)
    高松は年に2~3回仕事でいきますが、もう10年以上街中を散策してません。
    ゆっくり街をぶらついて、美味しい物食べたいです。
    康洋さんのことですから、ボラナビの娘さんの連絡先伺ってますよね。今度紹介してください(爆)

  2. 早速のコメント、ありがとう御座います。
    鈍行電車のタマ~の独り旅は少々老体には堪えますが、非常用の飲食物一切(アルコール飲料&茶&飲料水&ゆで卵×2個&オニギリ×2個)をリュックに入れ、各駅停車だから各地の名物を食べに行っても良いようです。ロマンスが加われば最高ですが(爆)。
    で、玉藻城のボラ・ナビの彼女、残念ながら当方の連絡先は教えた(当院の広告)が、彼女のを聞くのは憚れた。そこ迄やると、本物の変態オヤジみたいで(爆)。

    で、誤植が二箇所。
    ①電車賃は小人が大人の半額で1千円。
    ②「愛妻のご両親と食べた」のが「この日の食指」じゃ無く「食事」。
    ③岡山の百貨店は「天満屋」でした。
    ・・・もっとあったように思うけど、その辺り皆様の判断で読んで頂いて頂きたいと思います(爆)。

  3. 今晩は!

    一日乗り放題で2000円とは!!
    ずいぶんお安くて、しかもなんだかとても楽しそうな旅でしたね♪
    旅先での人とのふれあいって印象に残りますね!

    高松は、四国にお邪魔した時に高松空港につきましたっけ!
    玄関って感じで、都会的な印象がしました~。。

    動画は、院長先生は、きっともうこれは素晴らしいんじゃあないおかなって思います♪
    写真瞬間ですが。。動画は、線で時間を切り取ることができるから、また楽しそうですね♪

  4. こんにちわ。
    独身時代にケチケチ生活を送ってると、年齢を問わず多くの女性陣からは人間じゃ無いようにボロクソに言われてました。今でも居ますが、金を掛ければ大抵の事は出来る昨今、旅行位は知恵を使って金を使わない・・・いわゆるゲーム感覚でやるのも楽しいし、足を使わないと生の情報が入りにくいしで、次の独り旅にと考えるのも楽しいです。百均の帝王と化したオヤジの哲学(爆)でした。

    旅行は荷物を減らす事が原則ゆえ、道具はコンパクト化した物が最高ですよね。それだけに、コンパクトデジカメで動画を撮る事は難しかったです。特に、撮影時に画面が安定する放送用&業務用のショルダータイプの中型カメラを扱い慣れてる故、余りにも小さ過ぎるデジカメでは悲しいかな・・・と言う、言い訳の出来上がりでした(爆)。

    ④ブラスバンド在籍期間は、高校から大学まで4年半でした。

    この秋は例年に無く予定が詰っており、この2千円切符の存在が大きいようです。18青春切符と言うのも発売されてますが、そちらも使い方を考えたら、面白い良い独り旅が出来ると思います。ケチケチ独り旅、バンザ~イ!!(爆)

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