【近藤鍼灸院の健康新聞】⑤「アトピー」

昔々、「五月病」とか「木の芽起こし」とか言われてた症状の内、「木の芽起こし」と呼ばれていた症状はアレルギー症状の典型であろう。「〇〇花粉症」と明確に解っていたモノは別として、本当に原因が解らないモノが多いように思う。

今でもだが、私は春先に成ると病的な倦怠感が酷く成り、37度3分~37度7度位の微熱が出て、両足が熱っぽくフヤケタように成り、歩いてもヨタヨタとしていた。明らかに何かの花粉症とかアトピー性皮膚炎系と思われるアレルギー症状なのだが、残念な事に私の勤務していた病院では理解される事は無く、それどころか「遺伝」「気の姓」辺りで無視され続けてましたよ。「病的な倦怠感」に限っては、既に何度も出てる「甲状腺機能減退症」と御存知と思うが、逆に微熱との関係が解らない。

事の発端は、勤務二年目の慰安旅行前から微熱が出始めた事で、慰安旅行の不参加を決めたのだが、男子職員が少ないと言う事で無理矢理参加させられた。翌年の慰安旅行時にも原因不明の微熱。前年度の事もあるから、強硬に断った事から面白いように話が回った。

鍼灸師と言う国家資格を持った旅好きの病院職員が、毎年のように春先に原因不明の微熱と体調不良で、私が慰安旅行不参加とした事を問題化した会長職の一言で、私の治療に取り掛かる事に成った。この頃、既に病院は辞めると話は進んでいたが、会長職の外科医が辞めさせず、三人の医師と二人の婦長が、私の原因不明の発熱と病的な倦怠感が何であるか協議したが答えが見つからず、結局、女性専用の血液検査以外を全部受けさせる事に成った。チョットお笑いですよ。

この時、既に他医院で診て貰って甲状腺機能減退症は解っていたから、後は発熱の原因だけ。しかし、この甲状腺機能減退症って、色々と症状が出始めてから数年経つのに、何人もの医者に診て貰っても解らなかった。と言うより、甲状腺と言えばバセドウ氏病しか思い浮かばない貧弱な発想しかできない医者ばかりだった訳だ。

そして今、私の春先の微熱はアトピー性皮膚炎と断言できるし、特定はできないがスギ花粉があるような気がします・

 

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