【笑 劇(しょう げき)】①

子供達が小さい頃、随分と楽しい出来事があった。だが反面、随分と悲しい辛い事もあったが、この項では順不同で楽しかった事を列挙してみました。

①平成元年産まれの息子が中学生の頃だったか、何処かへ行って、帰りは珍しく高速で帰ってきた(笑)。そして新居浜ICで降りようとしたら、「請求金額欄には400円」と出ているのに、職員の女性が「450円です」と言った事から、此方は家族連れだし後続車も無かったから、悪戯が始まった。職員の女性が、「済みません、400円です」と訂正したが、「お姉さん、この運転手(私の事)、生意気そうだし顔も怖いから、余分に取ってやれって思ったろ?」。職員さんも暇だから、ニコニコしながら相手をしてくれた。「いいえ、それは無いです。単なる言い間違いです」「私、思わずコリャ、やられたかなって思ったよ」って言うと、助手席に居た息子など手を叩いて足を鳴らして大笑いしてるわ、後部座席の女親子は手を握り合って大笑いしている。それにつられて、私も職員さんもつられて大笑い。やがて後続車が来たから挨拶をして別れました。

⓶私の悪戯好きが災いして、家族も結構 悪戯が好き(笑)。で、レオマ・ワールドが潰れる前、息子の年齢と身長の関係で乗れなかったアトラクションが幾つかあったので、再開した時にリベンジで行く事に。ただ久々の再開だから早朝6時には出掛けないと、駐車場には入れないのは解ってる。しかし女房など「7時出発で間にあう」と言い、結局は7時半発。間にあう事は無いのは解ってたが出発したが、案の定、駐車場まで2㎞と言う所で完全に車の動きは止まった。最後に「トイレに行きたい」と言い出したが、「私の言葉を無視してこう成ったんだから、知らない」と言う話に成り、すったもんだの挙句、早期に私が言いだした「方向を代える」事に成り、急遽、近くの[国立まんのう公園]へ。

まんのう公園では、昼飯前の事もあり閑散としている。駐車場に車を停めると、まずはトイレに。そしてランチ・レストランへ。家族は何か食べると言うが、何故か私は欲しく無い。文句を言われながら「ソフトク・リームでも食べるわ」って事で一悶着。何故なら気に入らぬ事が合ったら、私は家族と歩調を合わせず何も食べない。面倒臭く成り、勝手にソフト・クリームを買い食べながら駐車場へ出ると、綺麗なべべ着た年寄り達がゾロゾロと出てきた。様子、特に顔向きから、完全にトイレ。おまけに我々と同じく、レオマ目当てで来たが入れなかった人々(笑)。何故なら、綺麗なオベベでまんのう公園へ来る筈は無い。そして、最初からまんのう公園目当てなら、弁当やお菓子や簡単な遊具や敷物を持って来てる筈だから、それらを持って無い人はレオマ目的の人(笑)。

食事をしている家族の所へ行くと、その報告(笑)。衝動にしても、まんのう池の職員達も、レオマ行きが回ってくるのは計算違いだったらしく、既に売り切れのメニューも。そして食堂も込みだす頃には我々は他へ移動。

まんのう公園では、花の散策や散歩が主だったが、喉が渇くし何かを食べたい。東屋的な建物の売店があったので各々好きな物を買い、近くのベンチに座ると食べだした。だが大柄な私は荷物で座る場所が無い。仕方なく立ったままハッカ菓子を開けようとすると、1歳チョイ位の男の子が、ヨタヨタと器用に歩きながら私の方へ歩いて来るではないか。「保護者~保護者~」と言いながら辺りを見渡すと、売店にお腹の大きいお母さんらしい人が此方を向き、支払い前のお菓子と飲み物を置き此方へ来ようとしたが、私と目が会った途端、会釈をしながら会計へ。それだけで結局、預けられたんですね(笑)

その間、息子は「オヤジ~、小さい子が来てるから踏み潰すなよ~」と言ってるし、女連中も「お父さんの顔見て、泣くとか引き付けるとか」って笑ってる内に。子供は私の足元に来ると「抱っこ」と言う感じで手を伸ばし、私に抱かれようとする。家族は戦々恐々と観ながら、「サア、子供が手を出した~」と実況中継風。そのままだと危ないので、黙って抱っこして「保護者~保護者~」って呼んでも誰も来ない。子供も抱かれ具合が違うから無理矢理おりようとする。その内、我が子が居ない事に気付いた父親が慌てて走り寄ると、誘拐犯から子供を奪い取るようにして逃げて行きましたよ(怒)。挨拶も無しに(怒)。そしてお腹の大きなお母さんが会計を済ませ、一部始終を見てたから、笑いながら何度も会釈しながら家族の元へ。

そのお母さんから言わせたら、大きくなった子供達と4人家族がまんのう公園へ遊びに来て、お菓子と飲み物を買ってワイワイとやってる姿をみてると、我が子が父親と間違って知らない私に抱かれた姿も見て、逆に安心感が湧き幼子を私に託したのではないだろうか。大人の様子を見ていると、子育ての経験が無い男性と、子育てに参加していた男性は、見る人が見れば解るのです。

その幼子を抱いてる間も息子がチョッカイ出すんで、笑いながら文句を言ってたから、上手くいってる家族の姿を見たんではないだろうか(笑)。今では、家族に捨てられての独居ジジイなんですけどね(笑)

③[入学式の思い出*何処の組のモンぞ]の項も呼んで下さい。

④高速道路の高知道に、「笹ヶ峰トンネル」と言うのがある。そのトンネルの上には、恐らく地元の人しか知らないだろう「笹ヶ峰隧道」と言うのがある。息子が小学生高学年頃だったろうか、夏休みに何処へも行けなかった事から土曜日の夕方から高知方面へ遊びに行った。喜んだのは子供達。親同伴公認の夜遊びが出来るから。

ついでに、夜中故、道路が空いてるから普段は通らない道路を使った。その途中に笹ヶ峰隧道があったんですね。それも風が吹き、13日の金曜日のジェイソンが出てきそうな雰囲気。トンネルの入口まで行って、ヘッドライトをハイビームにしてみたが、トンネル途中までしか明かりが届かず、向こうの方に出口が見える。灯と言えば、付いてるのが解る位の薄暗いのが2つか3つ。Uターンして帰るにも不気味である。迷った挙句、突破を決意(笑)。

ヘッドライトをハイビームにし、四輪駆動に切り替え、安全の為に持って来ていた防水の大型懐中電灯6個を一人2個ずつ持たせ、点灯させたら窓の外を照らすよう言い付け、ルームランプを2個とも付け、ユックリ走り出した。対向車が来たら困る道路幅だが、トンネル途中に行き違い用の場所がある。そこまで行くと、全員が「オォ~」と声が出たが、まだ続きがある。出口近くに成り、外の空気を吸いたくなり窓を開けトンネルから出た瞬間、ミミズクが飛び、子狸が山側から道端の土の水路に落ち、車の前を後ろを何度も振り向きながら走っている。女房は「お父さん、狸の子を踏まないでよ」「踏んでも、肉が無いから食べられない」と言ってると、娘曰く、「自然の営みを沢山見て、涙が出る」ってさ。完成の強い子じゃ。で、終り。

此処で情報を一つ。YouTubeに、この笹ヶ峰隧道を走ってる動画が入ってます。丁度、私達が走った逆コースだが、当時の思い出を再現してくれる。それも、微妙なスロー再生してるから、見応えがありますよ。

 

Leave a comment

Comments are closed.