母親が旅立ちました。

令和3年1月11日・成人の日、午前1時59分に旅立った。享年100歳、満98歳。姉も来ていた関係で、席を外した間の旅立ちだった。
丁度2年前の朝8時過ぎ、預けていた施設から緊急の電話が入り、病院へ行ってくれと電話があり、慌てて行ったら緊急用の部屋で目を開けたまま横に成っている。話を聞くと、起床後パジャマから洋服に着替えさせた途端、体調不良を起こし、慌てて病院へ連れて行ったと言う。病院玄関に車が停まり、外来の看護師が心臓が止まっているに気が付き、その場で心臓マッサージをして「今は生きている」と言う状態であった。
傍にいた看護師が「顔を見てあげて下さい」「何か話し掛けてあげて下さい」と言う。「婆さん、シンドイか?」と声を掛けると、ギロッ!!と私の顔を見た。瞬間、「ワシの命が吸われた」と感じた。冗談ではなく本当に吸ったみたいで、翌日「腹空いた」と言いゼリーを食べたと言うし、その翌日「腹空いたから食事を」と言って、流動食だが当たり前の分量を食べたと言い。病院や施設では奇跡が起こったと話題に成ったと言う。病院に運ばれた日に、持って一両日と言う医師の言葉に葬儀会場を予約したんです(笑)。だからキャンセルしました。
そして、この状態が2度程あったが、今回、医師の「老衰です」と言う言葉通り、一か月チョイで逝きました。それでも回復基調で食事も始まったが、「食べられなく成ったら、死が近い」と言う通り、逝く一週間程前から食事はピタリと止まりました。

 

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