月一で申し訳ない。

本日は平成24年10月18日の木曜日。新居浜太鼓祭りの最終日。しかし台風の影響で、昨日のかき比べも一部では行われたようだが、私の観たい夕刻からの分は駄目模様。それでも16日の大生院地区のは、仕事が終わってから電車で隣町へ行き、スーパー駐車場で行われたかき比べを見物。

行きの電車内で、良い事を一つ(笑)。早目に二番ホームで待ってると、改札口でリュックを背負った旅人姿の幼い子を連れた普段着の母親が、何かゴチャゴチャやってる。やがて幼子の手を引いた母親が跨線端を降りてくると、近くに居た70歳台の女性グループに声を掛けた。

「済みません、皆さん、どちらまで行かれますか?」「私らは西条駅まで。祭り見物なんです」「じゃあ、中萩駅まで様子を見てやって戴けないでしょうか?」

そう言われても、預かった方も、駅には御婆ちゃんが迎えに来てるとは言え、幼子を預かって一人で降ろす訳にはいかないだろう。暫く言い訳的に話してるのを見て、思わず声を掛けた。

「私、大生院のかき比べを見に中萩駅まで行くんだけど、私で良かったら御預かりしましょうか?」

私の言葉に、声を掛けられた御年寄りグループは渡りに船だったろう。「その方が良い!!」って、即答で言った程だから、さぞかし迷惑だったに違いない(爆)。だがヨ~、オバハン連中のオメエら~ヨ~。我~達も子育ての経験があるんだろう‼ 幼子の独立心と母親の子を心配する親心、解ってやれないのかね~最近の年寄りは。

子供の表情を見てると、さすがに緊張しっ放し。子供から見れば、私は御爺ちゃん位の年代。目も気も何処かを彷徨っている。

「ボクよ、オイチャンで良いか?チョッと、顔が怖いけど」。得意の一発ギャグも何故か受け無い(爆)。ソリャそうだろう。本当に顔が怖く感じてても、親切に声を掛けてくれた変なオッサンの顔見て「ハイ、怖いです」とは言えないだろう(笑)し、母親も子供の心配で笑える余裕が無いのがモロ解り。本当に気の毒な位。

やがて電車が入ってきてドアが開いた。降車客が居るのに幼子が入ろうとするので制止し、ホーム側のボックス席に幼子と陣取り、反対側のボックス席にオバチャン・グループが座った。

母親が窓際に近付き、ガラス越に話してる。電車は昔タイプだから下から開けるヤツ。窓を開け、発車迄の間も心配してるのがヒシヒシと解る。周囲の通勤族の人々も改札口からの様子を観てるから、好意的に見守ってくれてる。僅か一駅の数分間の短い旅でも、幼子からすれば冒険旅行に匹敵するだろう。

お節介な顔の怖い私にも、この幼子の年代は確かにあった(爆)し、我が子等がこの年代頃にも心配ばかりしてたから、母親の気持も理解できる。電車が走り出す迄、母親は何度も頭を下げていたが、この一家には良い経験であったと思うし、私の若い頃の想い出に浸れた数分間の旅であった。

駅には、小さな犬を抱いた御婆ちゃんが待ってる筈が、駅舎のある1番ホームでは無く、無人駅の奥行きの無い狭い2番ホーム。ホームには誰も居らず、降車客のみ。跨線橋の階段を上り、1番ホームに下りる下り会談から観ても犬を抱いた御婆ちゃんは居ない。大方居り切った頃に、不安な表情をした一人のお年寄りが顔を覗かせた。幼子の顔を観ると声を掛けた。

「◎◎チャン?、◎◎クンなの?」 幼子は、おばあちゃんの顔を観て一安心したのか、半ば泣きかけ。「この子の御婆ちゃん?」「エ・・・ェ」「新居浜駅で、この子のお母さんから預かったんだけど、御婆ちゃんは小さい犬を抱いてるって聞いてたから心配しました」「そうですか。私も、昼間ならこの1番ホームに電車が入るのに、アッチに着いたんでビックリした」。と言う。「丁度、そこのスーパーでやる太鼓台のかき比べを見に来たんで、良かったです」と言う。無人駅舎から出て別れた。

1時間程かき比べを見て帰りの電車に乗ったのだが、行きは閑散としてた電車も、帰りは一杯。おまけに、電車の一番前に駅前で仕事をしてる同業者に会ったのだが、普段からだが突然 何の前触れも無くハイテンションに成る御仁。私の顔を見た途端、テンションが一気に飛んだのが解る。大きな声で色々と話掛ける。マァマァ適当に相手をしてたが、周囲の人々が迷惑する。傍に妙齢の二人連れの女性が、迷惑そうに同業者を見てる。

「あのオヤジ、新居浜駅で降りる時、ドアが閉まる時を狙って電車内に蹴り込んだろか」って笑いながら呟くと、二人とも私に振り向いて笑ってる。そうそう言いながら駅に着き、ドア傍に居た私は一番で降りると改札口を抜けた。用事があったので窓口に行き用を足し、振り返ると同業者オヤジが居る。私の顔を見て、再び大きな声で言った。

「先生、ウチへ寄って下さい。祭りじゃ、一杯ヤッテ帰りましょう~‼」って、歩いて3分ソコソコの自宅へ御邪魔し、奥さんと三人で、と言うより、奥さんは話相手で二人で飲んだのだが、実を言うとこのオヤジ、バラシテしまうが異常な程の恐妻家。結局23時<2時間程お邪魔して帰宅しました。

数日前の13日・土曜日正午~14日・日曜日正午まで、リレー・フォー・ライフ(RFL=命のリレー)と言う、ガン患者と家族の為の支援イベントがあった。私は仕事の都合で土曜日からは参加できない。譲歩しても、仕事が終わってからだが、それでも午後7時45分頃の電車で松山へ行き、エンディング・ウォークから閉会式まで出られるのだが、昨年は所属していたガン患者会に参加申し込みしてたから泊り掛けで行ったのだが、今年の春に患者会が解散したから今年は個人参加。と成ると~、当然だが日曜朝一の鈍行電車で行っての参加でした。

11月3日は文化の日。文化人で無い私の誕生日。それも60歳還暦の誕生日。

一年おきにある市鍼灸師会の研修旅行が今年が当たり年なのだが、本来なら10月の第一日曜と第一月曜の連休を利用して行くのだが、今年は何故か11月3日(土)~11月4日(日)に成った。世話役に確認し、私の誕生日だと言うと笑いながら「おめでとう御座います」(爆)。

さてさて今年の後半は色々と出掛ける事も多く、移動費で潰れるんじゃ無いかとの噂も無く、平穏無事に年末年始を迎えたいもの。

 

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