呉紀行。

予てからの希望であった「てつのクジラ館」へ行ってきた。

呉へ来た以上、当然「大和ミュージアム」へ行くのは当たり前。今回で、四度目。友の会会員だから入館料は無料でショップでの買い物も5%引きと成るが、買っておこうと思うものが無かったから、本日は手ぶら。

「てつのクジラ館」へ行く目的の一つに、同ショップの女性店長に会う事もあったが、決してストーカーでは無い!!(笑) 以前、商品の問い合わせに随分と骨を折って戴いてたし、6月初旬に広島へ行ったおり、「呉に寄るかも知れない」と連絡してたまま断りのメールすら入れてなかったから。

今回の呉行きは、今治~広島間は「しまなみ海道」を走る高速バスを利用。本来、片道3900円だが、以前の使い残しの回数券が2枚残ってたから、往復6000円。そして新居浜から今治間は、珍しく特急電車利用。それでないと、広島行きの始発バスに間に合わないから、と言う話。

始発バスにも十分間に合い、今治駅前の停留所で15分程の待ち合わせで乗車。ただ、広島バスセンター行きが二台。おまけに、二号車となるバスが回送扱い。で、乗車が始まると「予約の人は1号車で、予約無しの人は2号車へ」と言うが、一号車には半数近くの空席があるのに、二号車には一人乗っただけの貸切状態。勿体無いですナ~。経費節減を強いられてる筈なのに。

広島バスセンターに到着後、向かい側に出発便乗り場がある。急いで6番線に行くと、10分程でJR呉駅行きのバスが来た。乗車後、約40分で呉駅に着き、駅前で降りると駅構内を抜け「そごう」を通り抜け、「夢タウン」と言うスーパーに入って朝食兼昼食のオニギリとサンドイッチを買い、レジ袋が有料らしいのとリュックを背負ってるからか知らん顔されたんで、商品を裸のまま手にブラ提げて表出入り口から抜け「てつのクジラ館」へ。よくぞ、警備員に万引きと間違われなんだ(笑)と言うより、大体、皆さん人の流れを見てるから、以外に問題は起きにくいです。

受付で「館内に食事できるスペースは有る?」って聞くと、恐縮しながら「無いです」って話。「ジャア、少なくとも館内から出れば食事OKですね?」と聞くと、「御願いします」と言う。当然、本日の行程を考えると体力温存を心掛けなければダメ(笑)。館外へ出ると、海の見える場所がある。丁度、ショップの度真前。リュックを下ろすと3段程の階段の最上段に腰を掛け、買った食品を地べたに置き、リュックから飲み物を出し、お日様に当たりながらノンビリと食事をしていると、家族連れやアベックの来館者が側を通るが、何時もの事ながらリュックを持った旅人姿の変なオジサンが食事をしてても、み~んな知らん顔で歩いている。若い頃なら、コソコソ隠れるように食べてたんだけど、年取ると羞恥心が減るんでしょうナ~(笑)。

食後は、ゴミを袋に入れポケットに捻じ込んで館内へ。順路に従って周り、やがて潜水艦内へ。映画やテレビでは潜水艦内の映像は観た事あるが、本物は始めて。第一印象は、「狭いは狭いが、閉所恐怖症の私でも短期間ならOKか」って事でした。

潜水艦内でも館内同様、要所要所で自衛隊OBらしき方々の説明があり、潜望鏡の接眼レンズにカメラレンズを当て、外の風景も撮ってみた。何度かチャレンジし、幾つか撮ってきました

別の場所での話。「潜水艦は出航すると1ヶ月は潜行したままだから、昼間は白色灯で夜間は赤色灯です」と言いつつ、赤色灯に切り替えてくれたのは良いが、私は別な部分を撮影準備中。撮り洩らしたから、「済みません、もう一度、夜間用の灯火に切り替えて戴けますか?」って言うと、「了解!!」と言いつつパチッ!!と音がすると、艦内(一部だけ)が暗めの真っ赤ッカ!! 撮影を終え、「有難う御座います」て言うと、白色灯に切り替わった。この辺り、私も博物館でボラ・ナビをしてるから、言うべき時にキチッと「どうして欲しい」って声があがると、ナビゲーターが余程のイジワルで無い限り、適切な対応はしてくれますよ。参考の為に。

一通り回り、最後はショップへ。女性店員さんらしき別嬪さんが一人だけ。以前、電話で話した時とは雰囲気が違う。しばらく商品を見つつウロウロしていたが、思い切って声を掛けた。「店長のTさん、ですか?」って。私、顔が怖くても、昔あった悪役商会の面々の如く随分と恥かしがりやなんですよ(爆)。

偽者が居るんかと突っ込まれそうだが本物と解り、忙しいそうだから簡単に挨拶を済ませ、新居浜駅を出る直前にキオスクで買った手土産を渡し、以前、T店長紹介の笛と3Dの絵葉書二枚を買い、早々に出ました。

その後、4度目となる大和ミュージアムに行き、30分程で出ると「大和ギャラリー・零」と言う場所へ向かうが、案内表示が少ないし地元の人も十分に知らない人が居る。以前は気が付かなかったが、夢タウン東駐車場の1階2階に大和ミュージアムの御土産店がある。其方に周り、土産物数点を買い生ビールを飲みギャラリー零の場所を聞いて向う。大体、20分位だと言うが、距離的には問題は無いが、日差しがキツイのと蒸し暑さがネ~。

途中、何人かの方々に道を聞いてると、若夫婦らしきアベックが居たので声を掛けると、そのアベックも観光客で、親切に各々1部ずつ持ってた地図入りのパンフレットを戴いた。気の毒でした。

帰りは良いが、見知らぬ土地で目的物を探しながら歩くと随分と遠い。それでも目的の「大和ギャラリー・零」に到着。受付で簡単な説明も聞き、300円の入館料がJAF割引で250円。その上にサービスでコーヒーかラムネか宇宙船艦ヤマトの栞が貰えると言う。私は栞を選んだ。理由は、オリジナルの栞ゆえに手に入りにくい事でし。一通りみた後、一路、呉駅へ。

意外に早く見て回れたから、一便早い今治行き高速バスに乗れるかもしれないと先を急いだ。広島バスセンターには40分近く早く到着したから、予約変更手続をして貰い、夕食用のオニギリと珍しく500ml缶ビール買い、定刻に来たバスに乗り込み飲み食いしながら、「しまなみ海道」に入る頃には寝入ってました(笑)。

今治到着直前、愛妻からメールが届いた。「今治駅まで迎えに行くから待ってて下さい」って。しかし、愛妻も19:00前後に新居浜の瀬戸内バス営業所に京都から帰ってきたばかりの筈。気の毒に思いながら「OK」の返事を送り、今治駅で降りたが流石に来て無い。バリィさん(今治のユルキャラ)グッズをキオスクで買い、停留所のベンチで待ってると来ました。で、そのまま車に乗り込み、食事をして帰りました。

今回の呉行きは2ヶ月近く前から予定を立て、インターネットで時刻表やら何やら調べておいた関係と、大和ミュージアム近隣や広島バスセンター近隣は何度か利用してた関係で問題無くスルスルと終えました。本日、敬老の日で暇な時間帯に記録しておきました(笑)。

 

4 Comments

  1. こんにちは、「大和ミュージアム」行きたい、行ってみたい場所の一つです。
    只、私以外の家族は誰も行きたがらないので、未だ行ったことがありません。
    ホームページで我慢してます。(笑)

  2. 今晩は!

    充実した休日を過ごされたんですね!
    呉って造船業が盛んとかって地理かなんかで覚えた記憶が(笑)
    潜水艦の内部って、そういう雰囲気なんですね~。。
    海に潜って1月以上ですか~。。
    想像もつかない世界ですが・・
    お写真はいかがでしたか?!

    いろんな方々との触れ合いも楽しみですね♪
    それにしても、優しい奥様の支えがあっての院長先生のご活躍なんだな~って思われます♪

  3. 「大和ミュージアム」は、二度目迄なら感動モノですよ(笑)。
    アチコチで色々と話を聞いてみると、やはり3年目からは赤字経営だとか。
    市営だから良いようなもんだが・・・かと言って、
    「戦艦大和」と言えば「世界にモノ言える呉市の大看板」だから、
    赤字だからからと言って、今更廃止する訳にもいかない。

    大和の造船技術&思想は今の物創りの基礎と成ってる部分が多いから、
    戦後60年以上も経った今でも、我々は先人の知恵の元に生活しているのです。
    是非とも、歴史の勉強を兼ねて御家族をお誘いして行って下さい。
    決して、友の会の会員に成れとは言いませんから(爆)。

    参考の為に、高知発・広島バスセンター行きの高速バスがあります。

    高知発 08:00⇒広島バスセンター着 11:58
    高知発 17:20⇒広島バスセンター着 21:18

    広島バスセンター発 08:00⇒高知着 11:58
    広島バスセンター発 16:40⇒高知着 20:38 
        (共に土佐エクスプレスです)

    現代の生活は、第二次世界大戦が始まった経緯は抜きにしても、
    政府の口車に乗ってしまった小市民が、
    家族を始めとする愛する人々の為に闘った
    戦争の犠牲の上に成立った生活だと思います。

    新居浜の御隣・西条市には、
    神風特攻隊五軍神の慰霊碑と戦艦大和の46cm主砲砲弾を展示した小さな神社もあります。
    此方も是非とも!!

  4. こんばんわ。
    まず最初に。愛妻とは、今でもラブラブだと友人・知人・子供達の評判です。
    (恥かしげも無く、還暦間近で言うてしもうた!!・爆)

    呉の事は広島&長崎の原爆問題、佐世保なんぞと同じく、
    第二次世界大戦・・・大東亜戦争の重要拠点の一つ。
    戦艦大和が建造された名立たる軍港なんです・・・と言っても、
    こちら愛媛から言えば、瀬戸内海を挟んだ対岸だから知ってて当然か(笑)。

    大和とか自衛隊とか潜水艦とか日の丸&君が代と言うと、
    即、旧日本軍の侵略行為しか連想できない化石みたいな脳ミソしか持ち合わせて無い方々が多い中、
    考えて頂きたいのは、永世中立国であった筈のスイスですら、
    周囲を外国に囲まれてる上に世界情勢が変わった事もあり国際連合に加盟した事実。

    いま現在の我々の平和な生活、
    歴史的にも紆余曲折した国際社会の中で
    翻弄された日本人の努力の結果だと思います。

    話は飛びましたが、
    大事な時間と経費を使っての独り旅。
    日常の狭い仕事場の治療室、家庭生活、地域社会との交流、
    ストレス発散の為と、還暦間近に成っても「気分だけ上昇~!!」なんです(笑)。
    人間、年齢と共に肉体は衰えても精神だけは死ぬまで成熟しますから、
    何でも見てやれとばかり、見知らぬ人達とも交流を持ち続けよう心掛けてま~す。

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