【近藤鍼灸院の健康新聞】「健康維持に必要な事」

色々と皆さんと話をさせて戴いてると、「健康維持、病気治癒に必要な考え方に不足がある」って感じる時がある。多くの方々は、①「食事に気を付けてるから大丈夫」②「運動(スポーツ含)をしてるから大丈夫」③「鍼灸治療をしてるから大丈夫」って言いますが、明らかに間違ってます。何故なら、この三項目は自分の年齢や体力・その他を考慮して、それぞれ日常生活に入れておかないとダメなんです。①食事に気を付けてても、運動をしない。⓶運動をしてても、食事がムチャクチャ。③鍼灸治療を定期的に受けてても、食事がムチャクチャ・運動もしない。では、健康維持は無理。

「食事に気を付け、食事同様自分にあった運動を続け、生活に疲れた肉体を鍼灸治療を中心とした東洋医学で癒してやる」って事を日常生活の一部として続けないと、綾小路きみまろ風に言えば「肉体ボロボロ一直線」って事になります。

その証拠と言っては無理があるが、平均的には若い時からスポーツなり上記の健康管理をしているお歳よりは、して無いお年寄りよりも、ズット元気ですよ。年齢からくる身体の不具合はどんなにしても避けられないが、鍼灸治療をする為に身体を触ると筋肉の状態が素晴らしい。若くてもしてない人は、それこそ実年齢の何倍も状態が悪いです。ただ残念な事に、これらはまともに研究する医学者が居ないもんだから当然、数値化しにくい。と成ると、「医学的根拠が無い‼」って感情的に否定します。それに治療をしてみると、比較的真面目に生きる事に取り組んでる方々は、治療効果が上がり易いですよ。

西洋医学のように外科的治療や薬を中心とした治療の方が、悪い症状が力づくで薄くなるから治ったように思いますが、薬の効果が消えたら元の木阿弥。ところが鍼灸医学なんかだと、あまり治療直後のスッキリ感が無くっても、1週間単位とか1ヶ月単位で過去の症状と比べると、「ウソみたいに良くなってる‼」って驚いてます。

そりゃ~そうですよね。若い時は生命力が強いから、少々の事は堪えられるが、今で言うクールダウンをしてないから、身体の不具合(不定愁訴)が蓄積されていってるから、治療を始めても一回~数回で治る事は無い。

全日本クラスの女子バレーボールなんかを観てると、試合が終わって控え室に向かう選手達が、コート腋のベンチ周辺で試合で緊張した筋肉のクールダウンをしてるのを観た事があると思います。彼女等のレベルに成ると、チームなり個人で専用のトレーナーを抱え込んでる筈なんだけど、それでも試合直後には自分達で緊張で疲れた筋肉のクールダウンをしてる。でないと、緊張した筋肉を放っておくと、それがやがてコリに成り、それらが積み重なって色々な症状をだしてます。

我々、普通の個人に成ると自分専用のトレーナーを抱え込むなんて絶対に無理‼ ジャアどうするかって言うと、自分の身体にあった街の治療院を利用するって事が最高に成っちゃいますよ。こう言う話をしても「エェ~?!」って言って、多くの場合、信用されません。でもね、こんな考え方をしてたからこそ、末期ガンが解り、手術と抗がん剤治療を受けたが、その後の治療は担当医と喧嘩しながら自分なりの治療を続けて、「手術後、9ヶ月持ったら恩の字‼」って言われてたのに、今年の8月4日で丸6年目に成るんですよ。

 

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