【近藤鍼灸院の健康新聞】「鍼灸治療は面白い」

以前からだが、理由無く「鍼(はり)は怖い‼」と言われる事が多い。理由を聞くと、「裁縫なんかで指先を突いたら、凄く痛い‼」ってのが主な理由らしく、中には鍼が刺さると興奮してしまい呼吸困難を起こす人も。そして「人に刺した鍼を使い回しで使うから、感染症が気に成る」と言うのが多い。

最近の注射針はディスポーザブル(使い捨て)タイプに成ってるが、同じ鍼&針の構造的な問題がある。にも関わらず、集団予防接種の現場では注射針を代えないまま行っているところもある。
「鍼」は、注射針のように中空に成って無いから、仮に前の人の使った鍼を乾熱滅菌しても、注射針のように中空部分に前の人の体液や組織が残る事は無い。昔、「注射針」は他の医療器具と共に煮沸消毒していたが、どうしても中空部分に前の人の身体組織が残るケースが多く、それが感染事故に繋がり易くディスポーザブルが急がれた訳だ。

最近は、鍼灸界も世の流れに沿って鍼はディスポーザブル化されている。ただ治療法に因っては複数の鍼が必要と成る場合があるから、その分、患者さん専用の鍼とシャーレ―を買って頂く必要がある。ただ、このシャーレ―もディスポーザブルがあるから費用的には楽である。

ただ残念なのは、専用の鍼とシャーレ―を買って頂いても一度しか来ない方々も居るから、最初に「続けて来られる場合は良いけど、一度っきりて場合は半年で処分させて頂きますから、必要な方は連絡して下さい」ってお断りします。一本鍼で治療をしていた治療院でも、時代の流れでパルス通電機を使うケースが増えたから大変ですね。

 

Leave a comment

Comments are closed.