【近藤鍼灸院の健康新聞】㉝「病気や怪我は治りません?」

現在、病医院などで患者さんが「治りますか?」って聞くと、「治りますよ」って言いますがアレは大嘘(笑)。正確に言えば、「ものにも因るけど、マアマア日常生活に、支障無いところ迄は良く成りますよ」って言うのが正確で正直な話(笑)。

だって、傷が癒えても「古傷が痛む」って現実がある。本当に治ってたら、そんな事は在り得ない筈なんです。それに、癌なりで臓器を摘出した場合、「摘出した臓器が完全復活するか?」の問いに、答えは「ノー‼」。「治る」と言う意味の基準は、そこまで厳しく考えておかねば成らないと言う話。

だから、「痛みが散れたから治った!!」と断言する素人の方々が随分と居るから、上記の説明をすると、一応は「そうなんだ」と言われるから、「自分の体は自分が一番解ってる筈だから、死ぬまで(笑)観察してご覧」って言う事にしてますが、それでも「絶対治る‼」って言い切る方々が居ます。でもね、それはそれで良いのです。

医師に掛かった場合、「この薬を服用したら、治りますよ」と言うから、「じゃあ、一度の服用でこの症状は出ないんですね」 「イヤ、薬の効き目が無く成ったら元通り」 「それ治ったんじゃ無く、一時的に症状を感じなくなっただけで、治った訳じゃ無い」 と、たわけた話になる。多くの医師や医療従事者は言いますね。

患者側にしたら、「お医者様に治るって言って欲しいし、その一言で治った気分に成るのも確か」であるが、現実的に治らないとダメ。ただね、症状に因っては長々に見ないと拾便な効果が出ない場合も多々あるから、決して気短に答えを出さないように。

 

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